今回の都知事選の総括を。
まず、最終開票結果。
・「即、脱原発」を掲げた、宇都宮健児と細川護煕の票数を足しても、舛添要一の得票に達していないことをまず、理解すること。
982594+956063=1938654 < 2112979
20万票近く差がある。しかも、「科学的な議論に基づき、安全を確保して原発を活用せよ」と主張し続けた田母神俊雄の票数も加えると、その差は80万票以上になる。
もうこれだけで、「即、脱原発組」は完敗したということが理解できなければ、
「ああ、やはり即脱原発とか言っているヒトって、頭が悪いんだねえ。怖い怖い」
と言われ続ける立場に自ら立つことになることくらいは理解した方がいい。
次に、開票当日、NHKが「細川の敗北の弁」として、繰り返し繰り返し流していた映像での、細川護煕のセリフ。
「脱原発が争点としてなかなかとりあげられなかったこと、つまり原発の問題を争点とさせまいとする力がはたらいたこと、
日々、感じていた街頭での熱気と、本日判明した選挙結果の落差の大きさに、改めて努力が不足していたことを痛感するとともに、
(そんなことはない!!)←支援者の絶叫
熱心に応援して下さったみなさまのご期待に添えなかったことを、誠に申し訳なく思っております。」
・・・
「脱原発が争点としてなかなかとりあげられなかったこと、つまり原発の問題を争点とさせまいとする力が働いたこと」
いい歳こいたおじいさんが、これだけ幼児的な発言をするのを見る機会もそうそうない。機関誌部落差別(自称朝日新聞)や毎日新聞やTBS(ラジオ)、そしてあの日刊ゲンダイがどれだけ連日原発を争点にしてきたのか知ろうともしない発言だ。あるのはこの発想だけだろう。
・「自分が落選した」 ならば 「脱原発が争点としてとりあげられなかった」以外の理由は考えられない。
・「脱原発が争点としてとりあげられなかった」 ならば 「原発の問題を争点とさせまいとする力が働いた」以外の理由は考えられない。
これだけの自信で、「脱原発が争点となっていた」 ならば、 「自分が当選したはずだ」 と思える全能感・・・まさに、「幼児的全能感」と呼ぶのにふさわしい。そんな幼児的全能感に脳みそがハチミツ漬けになっているのが、この「脱原発おじいさん」の二人、細川護煕と小泉純一郎ということだ。
まー、ただの放射脳じじいってことがよくわかったわ。
こんな、「Wじじい」が選挙期間に配っていたビラ。ポストにこれが入っているのを見て笑った。これは保存版にせねばと(笑)。
「W元首相」って何だよ。それが少しでも「ブランド」だの「パワー」だのになると思っている点がトコトン古すぎる(苦笑)。「Wボンクラ放射脳ジジイ」に改名したほうがいい。しかも応援者の中にあの瀬戸内ジャクソンまでがお約束としてきっちり入っている。死亡フラグ立ちすぎだろこりゃ。。。細川を本気で当選させたければこの放射脳軍団を下げなよ。
話を開票の夜に戻すが、あの、選挙ともなれば「池上無双」とネットで言われるようになった、何の学問的貢献もないのに東京工業大学の教授サマになった池上彰が「無双」と言わんばかりに斬って斬って斬りまくった(ことになっている)「池上彰の都知事選ライブ(テレビ東京)」で、負けた細川護煕を映したのがこの画面。
「脱原発の活動にあらためて火をともすという
大きな役割を果たし得たと自負している」
・・・・・・
あれ?池上彰さん、全然斬ってないじゃん。さっきの、泣く子も笑うウルトラCの言いわけを。前後を見ても、「原発を争点にしない力が働いた」の発言を全く報道していなかった。
その一方で、この番組では、「都知事選の舞台裏」と称して、
「自分(池上彰)を避ける舛添要一陣営」だの、
「はじめは細川護煕は自分(池上彰)をかつごうとした」だの、
・・・ここにもいたわ、おだてられて絶賛木に登っている途中の豚が(笑)。
なるほどね。池上彰の番組では、細川護煕の痴態を晒すまいとする力が働いたわけだ。 自分を担ごうとしてくれたせめてものお礼として。
さすが、「池上無双」。
その2に続く。