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毎度ひどすぎる機関誌部落差別(自称朝日新聞)のアジテーション。今日は津田大介つき。

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もう5年以上前となった東日本大震災しかり、第一次安倍政権のときしかり、そして野田民主党政権が第二次安倍政権に取って代わられたときしかり、一昨年(2014年)の夏に、しれっと従軍慰安婦についての記事を修正しようとしたときしかり、

そして昨年(2015年)を中心とする、安保法制をめぐる騒動しかり、

機関誌部落差別(自称朝日新聞)のアジテーションは、もう10年以上も「ひどすぎる」としか言いようがない状態が続いている。私の親友は機関誌部落差別と読売新聞の両方を購読し読み比べる、メディアリテラシーを磨き続ける鑑のような人であるが、機関誌部落差別の購読だけ、最近やめたとのこと。曰く、あまりにも偏向がひどすぎるのでと。

もう少し言葉づかいや論理が「まとも」であれば、「新聞としての一つの書き方」と私も認識し、「新聞記事の論評」として、紳士的に議論しようとも思うが、例えば今日の2面の記事もひどすぎる。あきれるのは、2,3年前にNHKの夜11時半からの「NHK news web」に「ナビゲーター」として出演したせいで、なぜか「メディアリテラシーの先生」みたいな扱いになっているあの津田大介も、調子に乗って豪快に「アサヒってる」点である。

 

例によって文脈が重要なので、切れのいいところまでのひとかたまりを引用する。

 

(ここから)

(18 私たちも投票します)候補者、どう選んだらいい? AKBと考える

2016年5月22日05時00分

◆第4部・いよいよ選挙 どうやって投票先を選ぶか

 第1回・政治家の「見分け方」

 女性と若い政治家が少ない日本 公式サイトなどから候補者情報を読み取る方法を考える

     ◇

 AKB48の3人が初の投票に向けて、政治について語り合う連載「私たちも投票します」は今回から、第4部が始まります。このシリーズは、ジャーナリストの津田大介さんと、投票先をどうやって選ぶかについて話し合います。初回は、政治に関心をもって投票する意義や候補者の「見分け方」を考えます。

 ■自分の将来、重ね合わせて

 津田大介 皆さんが実際に投票に行くとき、だれに一票を投じたらいいのか悩むと思います。ライフネット生命保険会長の出口治明(はるあき)さんは「働く君に伝えたい『お金』の教養」(ポプラ社)という本で、「そもそも政治家とはどういう人種なのか。根本的にわかっていないから、考えること自体を放棄してしまう」と言っています。

 茂木忍(もぎしのぶ) たまに街頭で演説している人を見かけますが、確かにどんな人なのかよく知りません。

 津田 まず世界と日本の違いを知ることも大切です。例えば、国会議員に占める女性の割合は国によって全然違う。国際機関「列国議会同盟」(IPU)によると、世界191カ国の平均は20%強で5人に1人は女性です。ドイツやイタリアは30%を超えていますが、日本はどれぐらいだと思いますか。

 向井地美音(むかいちみおん) 2割くらいですか?

 津田 衆議院が9・5%、世界で157位です。日本では女性議員が圧倒的に少数派なんです。

 向井地 そういえば国会の中継を見ても、男性ばかりのイメージですね。

 津田 最近、「保育園落ちた」というブログが話題になりました。東京などでは保育園がいっぱいで子どもを預けることができず、本当は働きたい女性もやむなく仕事を辞めたり、出産をあきらめたりする場合が少なくない。

 加藤玲奈(れな) 私も将来、働きながら子育てするかもしれないと思うと、ひとごとじゃないですね。

 津田 少子化は政治が真っ先に解決すべき問題なのに、日本では対策が進んでいない。女性議員の数が少なければ女性の声は反映しにくい。女性議員の多い国では議会に赤ちゃんを連れてきて、議論している議員もいます。

 加藤 それはすごいですね。

 津田 カナダやイギリスの首相はまだ40代です。リーダーが若くて、議員に女性が多いと、若者や子育て世代の感覚をわかってくれそうですよね。でも日本は中高年の政治家の方が多い。若者と政治の距離を遠ざける原因の一つです。

 ■関心持とう、政治は変わる

 茂木 若い人が政治に関心を持たなくなってきていると、私も感じています。

 津田 「選挙に行っても世の中が変わる感じがしない。誰が政治家になっても一緒」などと言う人もいます。でも、出口さんによれば、そう言う人は「今の政治はよくない」と思っているのです。今の与党はどこかわかりますか。

 加藤 自民党と公明党です。

 津田 その2党がタッグを組んで政権を支えています。与党以外はすべて野党です。「今の政治はよくない」と思っている人は、与党と対立する野党に投票するべきです。逆に「特に不満はない。今の政治でいい」と思うなら、与党に入れればいい。つまり現状維持の支持です。

 向井地 私も一票じゃ何も変わらないと思っていました。でも、とにかく投票に行ってみようという気になりました。

 津田 与党や野党の候補者が2人以上いたり、ピンとくる人がいないときは、日本は女性と若者の政治家が圧倒的に少ないことを思い出してください。

 茂木 選ばれる議員におじさんが多いのは、おじいちゃんやおばあちゃんばかりが投票するからでしょうか。

 津田 投票するのが高齢者ばかりだから、政治家は高齢者を意識した政策を優先する。安倍政権は高齢であまりお金がない人たちに「臨時福祉給付金」として3万円を配ることを決めました。一方、子育て世代に支給していた「子育て給付金」(2015年度は子ども1人当たり3千円)を今年4月から廃止しました。

 加藤 えっ? 子育ての手当が減ったんですか。知りませんでした。

 津田 高齢者を優先する政治だから「シルバー民主主義」とも言われます。

 茂木 シルバーシートのシルバーですか?

 津田 そう。どこの国も少子高齢化で若い世代が減ってくる。仕方がない部分もあるけれど、ほうっておくと、若い人や女性向けの政策がどんどんおろそかになっていく。だから、若いみなさんも投票に行った方がいいのです。

(ここまで)

 

そもそも「AKB」なる存在が、若者(18~20歳あたりをターゲットにしているのだろう) と「政治に関心をもって投票する意義や候補者の見分け方を」議論する、考える存在として、適性が全くない。

政治について何も知らない一般人の代表として若者を出したいのなら、それこそランダムに、無名な若者を抽出するほうがよほどリアルである。

「いや、AKBなどの有名人の方が、より興味関心を持ってこの記事を読み、考えてくれるだろうから『つかみ』として重要だ!」

と反論する向きもあるであろう。ではこの部分はどう「適性」を判断すべきか。

 

(先の引用部分の一部)

 津田 「選挙に行っても世の中が変わる感じがしない。誰が政治家になっても一緒」などと言う人もいます。でも、出口さんによれば、そう言う人は「今の政治はよくない」と思っているのです。今の与党はどこかわかりますか。

 加藤 自民党と公明党です。

 津田 その2党がタッグを組んで政権を支えています。与党以外はすべて野党です。「今の政治はよくない」と思っている人は、与党と対立する野党に投票するべきです。逆に「特に不満はない。今の政治でいい」と思うなら、与党に入れればいい。つまり現状維持の支持です。

 向井地 私も一票じゃ何も変わらないと思っていました。でも、とにかく投票に行ってみようという気になりました。

(ここまで)

 

>津田大介 「今の政治はよくない」と思っている人は、与党と対立する野党に投票するべきです。

 

あのさ、「今の政治がよい/悪い」という基準だけで、与党か野党に投票する、という、もうしわけないが18歳どころではない、10歳児レベルも真っ青な投票基準であなたたちマスゴミが選挙民を煽ったから、あのデフレ暗黒の3年超の民主党政権が誕生したんだろうが。

すなわち、機関誌部落差別は、あの暗黒の3年半に関して、何ら自らのゴミメディアとしての総括や反省、改善を全く行わずに、今まさに

「選挙権が18歳以上に引き下がったから、『18歳でもわかるように『津田先生』が『わかりやすく』『教えますよ』』という姿勢で、『わかりやすい』言い方をした記事を作りましたよ~」

ということをタテマエにして、あの2009年夏と全く同じ、「衆愚煽動キャンペーン」をくり返しているだけなのである。

「津田先生」が「わかりやすく」「教えます」というタテマエなら、なぜ、上のような考え方、すなわち頭の悪い「自公=悪/民進共産=善」という善悪二元論で政治を考えようとしたから2009年夏に、ひどい政権が誕生したのかも「わかりやすく」「教えて」あげないのだろうか。この機関誌部落差別自身が、たとえば歴史問題に関してはしつこくしつこく

歴史に学べ

と社説や記事で書きまくってるではないか。しかしこの機関誌部落差別は、この記事では「歴史に学べ」とは全く言っていない。

 

だから「アジテーション」だって言ってるんだって。

 

AKBの頭がおかしすぎるのは、この発言を受けて、

>向井地 私も一票じゃ何も変わらないと思っていました。でも、とにかく投票に行ってみようという気になりました。

と「反応」してる点だ。

 

・・・あのさ、この「津田先生」とやらの、「「今の政治はよくない」と思っている人は、与党と対立する野党に投票するべきです。逆に「特に不満はない。今の政治でいい」と思うなら、与党に入れればいい」という発言の、どこがどのように、

・今までは一票じゃ何も変わらないと思っていたのが、

・これからは一票でも何か変わるかも知れないと思うように

なったのか、その根拠が全くわからないんだが。

 

「津田先生」に、小学校の学級会でも今さら出てこないほど低レベルな善悪二元論を語られて、「AKBの向井地」とやらは、どういう「根拠」「ロジック」で、今までの認識が変わったんだ??

すなわち、そういう台本どおりに言え、そういう「台本」に沿った記事を書きますよ、という段取りになってただけでしょ。

つまり、ここに出てくる「AKB」とやらは、リアルな若者としてでも何でもなく、ただ機関誌部落差別(自称朝日新聞)から「ギャラ」をもらって、記者が書いたとおりのセリフを言うという「仕事」をしているだけである。そうとしか解釈のしようがない。

だから、こういう「若者も選挙に」というキャンペーンに、「疑問を持つ役」として、ギャラをもらって仕事をする「芸能人」を出すことは有害なのだ。タテマエは前述したように

・有名人の方が、より興味関心を持ってこの記事を読み、考えてくれるだろうから「つかみ」「きっかけ」として重要だ。

であっても、その実は

・記者の指示、シナリオ、台本通りにセリフを言ってるだけ。つまり「やらせ記事」

にすぎないのだよ。

 

なんのリアリティもない、ただのやらせ記事と見抜かれてしまうほどの「ひどいセリフ回し」を平気でやってるから、この機関誌はゴミメディアだとしか言いようがないわけだ。

 

インチキ津田先生とセリフ読みロボットとしてのAKBのやり取りとしては、ここもひどすぎる。

 

(ここから)

 津田 最近、「保育園落ちた」というブログが話題になりました。東京などでは保育園がいっぱいで子どもを預けることができず、本当は働きたい女性もやむなく仕事を辞めたり、出産をあきらめたりする場合が少なくない。

 加藤玲奈(れな) 私も将来、働きながら子育てするかもしれないと思うと、ひとごとじゃないですね。

 津田 少子化は政治が真っ先に解決すべき問題なのに、日本では対策が進んでいない。女性議員の数が少なければ女性の声は反映しにくい。女性議員の多い国では議会に赤ちゃんを連れてきて、議論している議員もいます。

 加藤 それはすごいですね。

(ここまで)

 

・・・「保育園落ちた」だけじゃないでしょ?インチキ津田大介大センセイ。

「保育園落ちた。日本死ね」でしょ??何を勝手に後半を省いてんの?

「ブログ」じゃないでしょ。「便所の落書き」でしょ??件の文面は「はてな匿名ダイアリー」で、誰が書いたかわからないという点では、自称マスコミが大嫌いなあの「2ch」と同等の存在でしょ?

「ブログ」というのは、仮名だろうが実名だろうが、一貫した自我を持つと推測される人間的存在が、外形的にも「web日記」として認知されるくらいの記事を投稿し続けて、初めてそのように呼べるものでしょ?

 

違うの??じゃあ、例えば捨てアカウントで、ツイッターで一言だけ書き込んだものも「ブログ」なのか?あの2chが「2ch匿名ダイアリー」という名前に変わったら、「ダイアリーは日記だ!日記だからブログだ!」というロジックで、2chでの書き込みが「ブログでの書き込み」という位置づけになるのか??

違うでしょ。つまり、「保育園落ちた。日本死ね」という、書き捨ての文面を、この津田大センセイは、「ブログ」と呼ぶことで、いかにも前述した、「一貫した自我を持つと推測される人間的存在が、外形的にも「web日記」として認知されるくらいの記事」を書いた中の一部として、そういう記述をした、という印象を、現実を何も知らない若者にすり込みたいだけでしょ。

 

「はてな匿名ダイアリー」を少しでも読んでごらんよ。上記のような意味では全く「ブログ」などと呼べるものではないから。延々と書き捨てが並んでる、一つの独特な場に過ぎない。まちがっても、「ダイアリー」という名前がついているから「ブログ」と呼んでもいいよね、と言えるほどの類似性はない。

 

>津田 少子化は政治が真っ先に解決すべき問題なのに、日本では対策が進んでいない。

 

ハイ待機児童数の推移グラフ。ソースは立命館大学佐藤敬二法学部教授によるサイト

 

あのー、安倍総理が国会で答弁するまでもなく、2009年からの民主党政権で一気に増加し、その後減少に転じてるよね?保育所のキャパシティも増やし続けてるよね?

保育所のキャパシティを増やすことは、「少子化対策」の一つだよね?なのに

 

>津田 日本では(少子化)対策が進んでいない。

 

ってのはなんなの??普通に進んでますが何か?この津田大介大センセイは、現実をどんだけ全く知らないまま、偉そうに「若者(役のロボット)」に語ってんの?

 

>津田 女性議員の数が少なければ女性の声は反映しにくい。

 

・・・すまん。頭が痛い。この発言は、

・男の問題は男じゃないとわからない。

・女の問題は女じゃないとわからない。

という、「性差は越えられない壁」という価値観がなければ、口が裂けても言えないものなんだが。津田大センセイと機関誌部落差別(自称朝日新聞)は、別の場で

「あらゆる多様性に対する寛容さを」

などと、死ぬほど言っているのに、ここでは平気でそれと真逆なことが言える/書けるのはなぜなの?

 

そしてバカAKBくんよ。いくら記者が台本を書いているからって、

「男じゃないと男の子とはわからない。女じゃないと女の子とはわからないっていう発想じゃあ、いつまで経っても男女が理解し合えることはないですよね?」

ぐらいのツッコミもできないって、どんだけバカなの?キミらの「上司(笑)」である高橋みなみクンは、NHKのいじめ撲滅キャンペーンで、「いろいろな違いを認め合おうよ」ってどんだけ言ってるんだよ。あ、あれも台本で言わされてんの??(笑)

 

 

・・・いやもう、こんなイエローペーパーも真っ青な茶番を読むために、月何千円とか、1部150円払ってるんじゃないとおもうよ、メディアリテラシーにある程度自覚的な読者はね。

 

だから、私の親友が自称朝日新聞の購読をやめたんだよ。

 

アジテーションならもっとうまくやれ。頭が悪すぎる。私は飛行機の機内でタダで読んだ。ここでネタにするためにね。

 


「立憲主義」という言葉の意味すら豪快に破壊してしまう、「野党共闘」という茶番

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そもそも今回の参議院選挙は、

「反安倍晋三政権」

という言葉を結節点にして、野党が束になって「共闘」しなければ、まともに議席が取れない、というところまで、野党自身が自らを追い込んでしまった、というところに、一番の救いようのなさがある。

その原因も、これまた野党自身が、ただ「反自民」「反安倍」と叫んでいれば支持者は増えるだろう、と思ってきた、野党自身の怠慢にあるので、フォローできる余地は1ナノメートルもない。

野党は勝手に自滅しろ、としか言いようがないのだ。

 

健全な議会制民主主義にとって、いつでも与党に取って代わることのできる野党の存在というのはきわめて重要なことくらいわかっているが、ここ数年の、民主党だか民進党だかよくわからない政党を始めとして、社民党、共産党、国民の生活が以下略などの政党は、自分たちがその

「いつでも与党に取って代わることのできる野党」

であるための努力を自ら放棄してきた以上、情状酌量の余地はどこにもない。茂木健一郎あたりがツイートで必死に民進党あたりにフォローを入れているのも、この点を完全に無視できているからであって、ここに茂木健一郎が自称脳科学者でありながら、自分の脳のレベルがあきれるほど低いということを毎日全国にさらけ出している痛さが存在する。

 

言うなれば、「いつでも与党に取って代わる野党」がなくなることで、日本の議会制民主主義が腐敗するならば、その責任は自民党や公明党にあるのではなく、民進党や共産党を始めとする、野党自身にしか存在しえないのだ。

考えてもみるがいい。なぜ「与党」である自民党や公明党が、わざと「野党」が「育つ」ような政策をしなければならんのだ?こういう発想を持つ連中は、どこまで脳内が乳児レベルなら気がすむのか、あきれてそりゃブログ記事を書く気にもならんわ、ということだ。

 

「反安倍晋三政権」というフレーズを野党共闘の結節点とすることが、なぜ「救いようのないこと」なのかも、実に簡単なことだ。「反安倍晋三政権」という言語表現の中に、具体的な政策やその方針を意味する記述を、これまた1ナノメートルも読み取ることができないからだ。これは、キリストやブッダが固く禁じた「偶像崇拝」と、論理構造的には同型だ。

キリストやブッダが偶像崇拝を固く禁じた理由は、たとえば

「ここにブッダの像がある だから ここで(別の人によって)なされた発言は正しい」

という「ロジック」は、自分たちが伝えたかったこと、自分たちが、自分を信じる人に実践してほしいと思っていたことを、何ら実践することにはつながらないということを普通に理解していたからだ。すなわち、

「ブッダの教え」は「ブッダという人格の存在」とは全く別次元の事象であり、

「キリストの教え」も、「キリストという人格の存在」とは全く別次元の事象であるからだ。

 

こんなこともわからないのが、「反安倍」しか叫ばない野党のゴミクズどもである。

 

偶像崇拝が、その偶像の対象物の「思想」を何ら体現することにはつながらない。

ならば、

その偶像を破壊することも、その偶像の対象物の「思想」を何ら破壊することにはつながらない。

 

「反安倍」という言語表現は、「安倍晋三という人間の思想」を「否定」したくて、野党のゴミどもが必死に叫んでいるものであろうと推測するが、「安倍」とか「安倍晋三」という言語表現が、何を意味するのか、すなわちその「意味内容」を、野合するゴミどもは、ゴミなりにすりあわせていなければ、

「じゃあ安倍政権が退陣したら、野党連合は何をするんですか?経済政策の方針は?消費税は?法人税は?防衛政策は?日米関係は?」

などという、至極まっとうな質問に対して、何も答えられないであろう。

 

それを如実に示す証拠がこの文章だ。

 

日本共産党の参院選法定2号ビラ 自衛隊どうする? 疑問にお答えします (赤旗 2016年7月1日(金))

(前略)

◆野党共闘に、安保条約や自衛隊についての 独自の政策をもちこみません

 自民・公明は、「安保条約や自衛隊など政策がバラバラだ」と野党共闘を攻撃しています。しかし、野党4党は、「安保法制廃止、立憲主義を取り戻す」という大義で結束しています。「立憲主義を取り戻す」とは、憲法を守るまっとうな政治を取り戻すということ。あれこれの政策のちがいはあっても、それを横においてでも最優先でとりくむべき仕事です。

 この立場から、共産党は、野党共闘に安保条約や自衛隊についての独自の政策をもちこまないことを、当初からつらぬいています。

 野党共闘は野合どころか、市民の願いにこたえ、日本に民主政治を取り戻す希望です。

(ここまで)

 

日本共産党という政党は、確か、学歴が高い人が党員になってるはずなのだが…。ウソなのか?

 

>野党4党は、「安保法制廃止、立憲主義を取り戻す」という大義で結束しています。「立憲主義を取り戻す」とは、憲法を守るまっとうな政治を取り戻すということ。

ここで、日本共産党は、「立憲主義」を明言しているし、その定義もしている。「憲法を守る『まっとう』な政治」が、「立憲主義」ということだ。

しかし、その上段に、こんなことが書かれている。

 

(ここから)

◆救援・復旧にあたった自衛隊員を 海外の戦地に送ってはなりません

 いま、問われているのは、自衛隊が違憲か合憲かではありません。戦後60年余の「9条のもとでは集団的自衛権は行使できない」という憲法解釈を変えて、自衛隊を海外の戦争に派兵することを許していいのか、どうかです。

 「専守防衛」の志をもって入隊した自衛隊員、熊本の震災救援・復旧のために汗を流した自衛隊員を、海外の「殺し、殺される」戦場に送っていいのかが問われているのです。

(ここまで)

 

>いま、問われているのは、自衛隊が違憲か合憲かではありません。

 

・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

あのさ、その下に、定義つきで、「野党4党は立憲主義を取り戻す、という大義で結束しています」って書いてあったよね?なのに、「いま、問われているのは、自衛隊が違憲か合憲かではありません。」ってなんなの??

 

自衛隊が違憲か合憲かは、「立憲主義」の定義に立脚したとき、どうでもいいことなのか?さらに上に書いているじゃないか。日本共産党が、自衛隊をどう考えているかについて。

 

(ここから)

◆憲法を守ることと、国民の命を守ることの 両方を追求します

 私たちは、自衛隊は憲法違反の存在だと考えています。同時に、すぐになくすことは考えていません。国民の圧倒的多数が「自衛隊がなくても大丈夫」という合意ができるまで、なくすことはできません。将来の展望として、国民の合意で9条の完全実施にふみだすというのが、私たちの方針です。

 それまでは自衛隊が存続することになりますが、その期間に、万一、急迫不正の主権侵害や大規模災害などがあった場合には、国民の命を守るために自衛隊に活動してもらう―この方針を党大会で決めています。

 憲法を守ることと、国民の命を守ること―この両方を真剣に追求していきます。

(ここまで)

 

>私たちは、自衛隊は憲法違反の存在だと考えています。同時に、すぐになくすことは考えていません。

 

ハ?

言明1 自衛隊は憲法違反の存在だ。

言明2 野党4党は、立憲主義を取り戻す、という大義で結束している。

言明3 立憲主義とは、日本国憲法を守る政治のことだ。

 

これらの言明を組み合わせると、必然的に、以下の「言明4」が出てくる。

 

言明4 野党4党は、自衛隊を憲法違反の存在とみなすことが、立件主義を取り戻すときに、必然的に含まれる。

 

・・・これが「非現実的だ」と言いたいのはやまやまだが、ここで言いたいのはそれではなく、

 

・民進党は自衛隊が憲法違反だとか言っていないんだが。

 

この点に尽きる。つまり、『上の「言明1」は、日本共産党の私的見解にすぎない』ということを「野党共闘の前提」のなかに組み込まない限りは、上の言明1~3は矛盾なく存在することはできない、ということだ。

 

バカにもわかりやすく言えば、

 

・「立憲主義」の意味が、自衛隊の存在一つ取ったってそんだけ違うのだから、君らの言う「立憲主義」という言語表現は、ゴミほどの意味も持ってないだろ?ただの「反安倍」の言い換えとして使ってるだけだろ?

 

ということになる。

 

で、「反安倍」という言語表現に、一つの「具体的政策 or 政策方針」も含まれていないことはさきほど示した通りなのだから、結論として、

 

・野党4党の言う、「立憲主義を取り戻す」も、「反安倍」も、「アベ政治を許さない(笑)」も、何も言っていないのと同じだ。

 

となるわけだ。

 

そんな「野党連合」に、ある程度知能が高い人の中で、誰が一体投票するのかね? ←英作文の問題にしてもいい文だな(苦笑)。

 

 

※それでも「野党連合」に意味があると思っている人のために、少し補足しておこうか。

野党連合の一員である民進党の玉木雄一郎国対副委員長は、6月末のテレビ朝日「朝まで生テレビ」において、田原総一朗に、「民進党は、安保法制をなくした後どうすんの?」と聞かれ、

「周辺事態法などを見直す。現与党が安保法制で実行しようとしていたことは、個別的自衛権の範囲内で全て実施可能だ。」

と明確に述べている。私がたまたま生で見ていたからまちがいない。

 

この発言は、その意図において、「現与党が防衛政策において実行しようとしていたことは、民進党でも実行しますよ」と宣言しているのと同じなのだから、上に挙げた日本共産党の

 

・自衛隊は違憲だ。

 

という言明or見解or立場とは、どう逆立ちしても両立しえない、ということになる。

 

 

この、「野党4党連合」で、防衛政策は何をするの?誰でもいいから、明確に言えることがあったら教えてほしいものだよ(´ω`)

 

 

上の日本共産党のページのアーカイブ。

http://archive.is/16c2u

 

 

国会議員の二重国籍(重国籍)がなぜ問題なのか

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民進党の蓮舫参議院議員の二重国籍問題がこじれまくっている。私はもちろん、国会議員が二重国籍、または多重国籍(重国籍)を持つことには大反対だ。現時点では国会議員が重国籍を持つことは法的には禁止されていないが、機関誌部落差別さま(自称 朝日新聞)などが、社説や天声人語などでワンワン騒いできたように、

道義的責任

というものが存在する。私はこの責任を「道義的責任」ではなく、「危機管理」という角度から展開するが、この点は構成上、後でまた詳しく述べる。

 

ところが、ツイッターを見ていると、現役の弁護士までが

「二重国籍は法律的には問題ないので、蓮舫の二重国籍疑惑問題に関してワーワー騒ぐ方がおかしい。」

という主旨の発言を平気でしている始末。

「モトケン(元検事 弁護士)」
『二重国籍自体は目くじらをたてるような話じゃないと思います。批判に対する対応のほうが問題。』


一応補足しておくと、この「批判に対する対応」というのは、蓮舫自身の対応のことである。つまり、モトケン氏は、「二重国籍自体は問題ない。しかし、蓮舫が、『二重国籍を持っているのでは?』とマスコミから質問されたときの対応が問題だ。」と主張している。

 

「野村修也(弁護士)」
『一般論として、私は、重国籍の方も日本人に違いないので、国会議員になることに何ら問題はないし、たとえ外国籍の除籍に関する努力義務を果たしていなくても、事情を開示していれば、容認できると思います。ただ外交に関わる公職に就く場合は、努力義務を履行すべき要請は高まるのではないでしょうか。』

 

「弁護士 野田隼人」
『この点は同意。違法適法論ではなく、あんまり上手くなかったねという話で。便乗批判の人達は絞り込めずにレイシスト宣言になってる人達が沢山いて、私は基本的にそこを問題にしています。』

 

政治家が二重国籍を持つことの問題に対して、比較的まともな記述をしている順に並べてきたが、この野田隼人という弁護士の発言はひどいね。政治家が二重国籍を持っていることを批判することを「レイシスト宣言になってる」などと、また、何の合理的な根拠もつけられずにレッテル貼り。民主党、民進党を少しでも擁護しようとすると、どうしてもこういう「レッテル貼り」にしか逃げられないというのは、昨年、安保法制をめぐる国会の議論で安倍総理自身が野党に対して「レッテル貼りはやめていただきたい」とハッキリ言ったことときれいに重なる。

 

ツイッター界ではすでに、「あのアホの孫崎享」と同じレベルのバカという称号をほしいままにしている、自称脳科学者の茂木健一郎大センセイも、期待にたがわず、きれいにかましてくれている。

 

「茂木健一郎(自称脳科学者)」
『今回の「二重国籍」騒動、日本の一部の人たちの「田舎根性」を露呈しただけの話のような気がする。相変わらず洗練されていないどころか、ますます「愚鈍」になっていく。テクニカルに、実質に即して考えることができない人たち。』

 

まあ、ツイッター上では、小中学校で、各クラスに配られたサッカーボールのように、多くの人達のおもちゃとして遊ばれているのが逆に気の毒になるくらいだ。私がリツイートしたものとしては例えばこれ。

 

「オフィス・マツナガ」
『脳科学者のわかりにくい用語。

「田舎根性」「洗練されていない」「愚鈍」「テクニカル」

やはり、この人はただの馬鹿だった。

(僕』

 

で、私としては、この茂木健一郎大センセイの発言を使って、冒頭の話を続けたいわけだ。すなわち、茂木大センセイの言うところの、「テクニカルに、実質に即して考える」という作業をすればするほど、結局、蓮舫のような国会議員が重国籍を持つことは、国籍法で禁止されていようがいまいが、極めて問題になるということだ。

 

茂木大センセイが言うように、「テクニカル(技術的)に、実質(国会議員に重国籍を認めると、実際にどのような問題が生じるか)に即して考えると、以下の可能性が、無視できないほどに、明確に存在する、ということになる。

step1 国会議員が重国籍を持っていると、
step2 日本の立法権者(立法する資格を持つ者)として、日本で法律を制定できる。
step3 その法律を制定する際に、日本の国益をあえて大きく毀損する(破壊する)法律にわざとしておき、
step4 のちに、そのことが明らかになる前に、その国会議員は、重国籍のもう片方の国に移動する。その国の国籍を持っているのだから、政治亡命などよりはるかに簡単に、速く、その国に入国できる。

以上である。この4つのステップを踏むことで、刑法81条の外患誘致罪に勝るとも劣らない、内側から日本のあらゆる意味での防衛力を、合法的に破壊できるのだ。

刑法第81条(外患誘致罪)
外国と通謀して日本国に対し武力を行使させた者は、死刑に処する。

このように、「必ず死刑に処する」という主旨が明記されている。これは、殺人罪の記述よりも明確に、より重い記述だ。

刑法第199条(殺人罪)
人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。

 

現役の弁護士であるならば、司法試験を通るために、この条文とその意味と意義を理解していない、ということは絶対にないだろう(それならそれで、逆に大いに問題にしなければならないが)。だとするならば、国籍法にその規程がないからと言って、刑法81条に明記されている外患誘致罪に準ずる行為が平気でできるのが、重国籍を持つ国会議員であるということも、現役の弁護士ならば容易に想像ができるはずだ。にもかかわらず、上に貼った現役の弁護士諸氏は、この可能性を全く想像しないどころか、野田隼人に至っては

>便乗批判の人達は絞り込めずにレイシスト宣言になってる人達が沢山いて、私は基本的にそこを問題にしています。

などと、このことを批判することを「レイシスト宣言」などと言いかえている始末。これでは、

「このバカは、なぜに司法試験を通ったの?司法試験実施者側のミスでは?それとも、昨年実際にあったように、出題者から問題の一部でも教えてもらったのか?」

と、必然的に推測せざるを得ない。

 

国会議員という立法権者が重国籍を持っていると、その外国と通謀して、いくらでも内側から、その立法行為によって日本の防衛力を落とせる。この可能性は、よく機関誌部落差別が騒ぐような

「道義的責任」

の問題ではなく、システム(現行法)上、当然予想できる

「危機管理」

の問題として、明確にその責任を追及しなければならない。

 

しかし、おそらく蓮舫は民進党の代表に選ばれるだろう。民進党代表選の選挙権を持つ者にとっては、こういうことはどうでもいいことであろうからだ。問題は、蓮舫が代表になってからの国会論戦の中で生じてくるだろう。

維新の会が、人気取りの意味も含めて、国会議員の重国籍を禁止する法律を制定しようという動きに入った。この審議過程で、蓮舫が代表となっている民進党がどういう発言をするか。そこを、われわれ有権者は、厳しく見極めなければならない。

 

茂木健一郎大センセイ、今日もバカでかいブーメランをどうもありがとう。センセイのおかげで、文章をわかりやすく書くことができた。今後もがんばって、ブーメラン投げにいそしんでいただきたい。期待している。

毎日新聞さんが、統計数字が全く読めていない記事を書いてご満悦

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言うまでもなく、新聞倫理綱領を守っているはずの毎日新聞さんであるが、

こんな「記事」を書いてご満悦の様子。例によって文脈が重要なので、大きく引用する。

 

http://mainichi.jp/articles/20160907/org/00m/040/003000c

Listening <記者の目>ヘイトスピーチ解消のために=林田七恵(東京社会部)

新法で負の連鎖断て

 在日外国人らの排除を扇動するヘイトスピーチの解消をうたった対策法が施行された直後の7月に実施された東京都知事選で、「犯罪朝鮮人をたたき出す」などと訴える「選挙運動」が繰り広げられた。その選挙戦を取材し、差別を許容する土壌がヘイトスピーチによって刺激され、差別感情が拡散、再生産される悪循環があるのではないかと感じた。悪循環を断ち切るために、人種差別自体を禁止する法律の制定を求めたい。

対策法施行後、一部では効果

 「私たちは法によって守られるべき存在だと示された。初めて尊厳が大切にされた」。6月5日、川崎市で予告された「日本浄化」デモが市民の抗議で中止に追い込まれると、同市の在日コリアン3世、崔江以子(チェカンイジャ)さん(43)は涙ながらに語った。川崎市では在日コリアンを標的とするデモが繰り返され「真綿で首を絞めてやる」と叫ぶ集団が押し寄せていた。崔さんは3月、参議院で意見陳述して被害を訴えた。こうした動きを受けて、国に差別的な言動の解消に取り組む責務を、自治体に努力義務を課したヘイトスピーチ対策法が6月3日に施行されたが、罰則や禁止規定がなく、一部で実効性が疑問視された。

 効果はあった。デモを主催する男性は新たに法施行2日後のデモを予告したが、市は在日コリアンが多く住む地域に近い公園の使用を許可せず、横浜地裁川崎支部も近くでのデモを禁止する仮処分決定を出した。男性は別の場所でデモをしようとしたが、抗議の市民が集まり、警察に「これが国民世論の力だ」と説得されて断念した。

 ヘイトスピーチを繰り返してきた「在日特権を許さない市民の会」元会長の桜井誠氏(44)が都知事選への立候補を表明したのは、そのわずか24日後だ。

 桜井氏は選挙運動の妨害が公職選挙法違反になることを念頭に「(選挙が終わるまでの)16日間は『無敵』」と宣言し、選挙戦で在日本大韓民国民団の中央本部前や在日コリアンが多い新宿区の新大久保などで怒声を上げた。

 選挙戦終盤、池袋駅前で桜井氏の街頭演説に聴き入る有権者に話を聞いた。近くに住むという女性は「この辺りは日本人より中国人や朝鮮人が多くて、住んでいるマンションでもごみの捨て方がひどい」と顔をしかめた。運送会社員の男性(21)は「外国人の犯罪が多くなった」と話した。

 桜井氏は21人の候補者中、5番目の11万を超える票を獲得した。投票した有権者の1・7%が支持したわけだ。

 在日外国人の増加が治安悪化につながるという主張には根拠がない。2015年の犯罪白書によると、全国の刑法犯の認知件数は02年をピークに減り続けている。起訴された外国人の数もピークの03年の3割強だ。金尚均(キムサンギュン)・龍谷大教授(刑法)は「客観的な治安状況や犯罪件数に関係なく『外国人は困った存在』と思っている人が、桜井氏に扇動され十把一からげで人間性を否定する考えを表に出せるようになる。法規制がなければこの動きは更に広まり、在日外国人を社会から排除することがまかり通る」と危惧する。

差別の再生産、公人発言が誘発

 振り返れば、00年に当時の石原慎太郎都知事が「不法入国した三国人が凶悪な犯罪を繰り返している」と発言し、差別的だと批判された例がある。「三国人」は戦時中日本国内にいた中国人などを指した言葉。石原氏は「不法入国した外国人という意味で使った」と釈明し、都には石原氏を支持する声も寄せられた。差別を許容する空気は日本社会に流れていた。約2年前に取材した自称「ネトウヨ(ネット右翼)の親玉みたい」な男性は、排外主義に傾倒したきっかけとして石原氏の発言を挙げ「当然信用した。社会の裏が分かった」と話していた。

 まさに差別の再生産だ。公人の発言は差別を再生産し、拡大させうる。対策法にヘイトスピーチの禁止規定を設けるのも一つの策だが、ヘイトスピーチは人種差別、民族差別の一端に過ぎない。差別表現だけでなく、人種や民族を理由にした差別行為を包括的に禁止する法律の制定が必要だと考える。

 例えば、国連人種差別撤廃委員会は日本に対し、外国人技能実習生の待遇や長期滞留者が公職に就く際の制限について是正を勧告しているが、こうした法律は是正に有効だろう。

 法があってこそ差別が許されないというコンセンサスも生まれうる。実効性を持たせるために差別行為を定義して禁じ、被害救済を明記する。差別根絶に向けた基本計画の策定を国に義務付け、教育や予算措置に道筋を付けるべきだ。国は「人権大国の構築」を掲げている。看板倒れに終わってはならない。

(引用ここまで)

 

この記事の中で、根拠としてきわめて重要な役割を果たしているのがこの段落。

 

>在日外国人の増加が治安悪化につながるという主張には根拠がない。2015年の犯罪白書によると、全国の刑法犯の認知件数は02年をピークに減り続けている。起訴された外国人の数もピークの03年の3割強だ。金尚均(キムサンギュン)・龍谷大教授(刑法)は「客観的な治安状況や犯罪件数に関係なく『外国人は困った存在』と思っている人が、桜井氏に扇動され十把一からげで人間性を否定する考えを表に出せるようになる。法規制がなければこの動きは更に広まり、在日外国人を社会から排除することがまかり通る」と危惧する。 

 

一見、もっともらしい「データ」を示しているように見えるが、そのデータのソースを調べてみると、この根拠がデータとして全く成立しないほど、実際のデータは別のことを語っていることがわかる。

そこで、当該ページに、facebookアカウントから、以下のように反論してさしあげた。このコメントがいつの日か消えていたら、それは

「ああ、毎日新聞さんにとって都合が悪いから消されたんだなあ」

と思ってあげてほしい(笑)

あら、さっそく一件目が消されているとは(笑)対応早いね、毎日新聞さんは。

 

(引用ここから。↓この1段落目が、すでに消された部分。バックアップしておいたファイルには残っているから、間違いない)

新聞倫理綱領を守っている建前のはずの毎日新聞さんの記者ともあろうお方が、新聞倫理綱領にある、(報道における)「正確と公正」を平気で破っている姿には、開いた口がふさがりません。


・まず、犯罪白書には、定着居住者を除く外国人を「来日外国人」と規定し、その統計だけを載せていますよね。

・次に、このリンク先2ページ目上部によると、来日外国人に絞っても、検挙件数は減少していても、検挙人員は横ばいですよね。
https://www.npa.go.jp/・・・/kokusa・・・/kokusai/H26_rainichi.pdf

・次に、このリンク先2ページ目のグラフによると、日本人も含めた犯罪検挙率は、平成に入ってから大きく低下していますよね。
https://www.npa.go.jp/hakusyo/h27/pdf/pdf/07_dai2syo.pdf

・ということは、認知されている犯罪件数は、日本人も外国人も合わせて増加中、となりますよね。ましてや、件数は減っていても人数は減っていない来日外国人なら、なおさらその人数は増加中となりますよね。

・さらに、来日外国人の犯罪件数で一番減っているのは不法滞在者で、定住者のそれは減っていませんね。このリンク先9ページ目上のグラフから。
https://www.npa.go.jp/・・・/kokusa・・・/kokusai/H26_rainichi.pdf

以上を論理的にまとめると、簡単に言えば、
「検挙人数は減っておらず、一方で検挙率は低下している。ゆえに、検挙されていないが認知されている犯罪件数は、日本人も外国人も、両方とも増えている」と推定するのが妥当なはずですが、こういう「論理」をきれいに飛ばして、

「在日外国人の増加が治安悪化につながるという主張には根拠がない」と平気で書けるのが、毎日新聞さんの記者の質ということでよろしいですね?

(引用ここまで)

 

<参考>新聞倫理綱領 「正確と公正」の部分

正確と公正

 新聞は歴史の記録者であり、記者の任務は真実の追究である。報道は正確かつ公正でなければならず、記者個人の立場や信条に左右されてはならない。論評は世におもねらず、所信を貫くべきである。

 

 

 

 

 

映画はもっと「画」と「背中」で語ってほしい。が・・・(永遠の0 少しネタバレあり編)

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画をできるだけ美しく作り、なおかつ観客へのメッセージも込め、原作者である百田尚樹氏も満足してらっしゃるできなので、私もできるだけ高得点をつけたいと思ったが、観た結果としては75/100点。 むー25点マイナスである。これは、あと何回観ても変わらないだろう。

 

ちなみに私は原作は読んでいない。読む方はその前提でどうぞ。

 

原作に盛り込まれている内容が多いのだろうが、登場人物のセリフによる説明が多い。「彼岸に片足を突っ込んだような顔」というセリフに至っては、「悲しい顔」とか「怒った顔」レベルの表現に過ぎないレベルに感じられてしまう。原作にそういう言葉が仮にあったとしても、そこは映画なのだから、キャラクターの顔に語らせればよいことである。その代わりに、適切な間合いがあれば、「あの時代」の、喧噪と沈黙の混ざり具合(と制作者が思っているもの)を観客が思う存分に味わうことができたと思う。

 

他のブログ様では、司法浪人の三浦春馬が泣きすぎ!という声も散見されたが、私には、彼が泣こうが泣くまいが、「あの時代の一面」を受け止めるには、三浦の(役の上だとしても)年はどうしても若すぎると感じた。三浦春馬自身の、役者としての未熟さがそのまま出た、というところであろう。「だがそれがいい」という人はそれを好評価とするだろうが、私にとっては「三浦が感動するたびにやや興ざめ」という印象となり、ここも減点ポイント。

 

途中で合コンのシーンが入り、別の男から特攻を揶揄されて怒って帰るシーンも、発想として陳腐すぎる。中学生の学芸会レベル。これは詳しくはネタバレ編で書かなければならないかな。揶揄のしかたも平板だったし、その答え方もステレオタイプだった。ここは、三浦春馬と吹石一恵扮する兄弟による取材の足跡がわかるような「反抗」のしかたを、健太郎(三浦春馬)はすべきであった。あれじゃただの原則論にすぎない。このあたりも映画として未熟。

 

橋爪功さんの「それを今の言葉で『愛している』というならば~」のセリフもいらない。説明的すぎる。しかもそこを映画の中で別の形で繰り返すって・・・くどいよ監督!

 

 

 

 

<公式HPより>

 

この風景も、実際の映画に出てきたかどうかは覚えていないが、この朝が「あの日の朝」だとすれば、あまりにも美しすぎる。時間があればネタバレあり編で語りたいが、この朝はもっと淡々としていてほしい、というのが私の価値観だな。

 

 

これだけ減点ポイントがありながらも、全体として75点をつけたくなるのは、ネタバレなしでは語れない、「それ以外」のシーンがグッと来るからだ。例えば宮部久蔵(岡田准一)の泣き方。いつもではないが、ある時、彼は鼻水までダラダラ流しながら泣く。号泣というわけではなく、さめざめと泣く。しかしそのシーンを、演出としてはこれ見よがしに見せつけたりはしない。あくまでも自然な反応として、鼻水ダラダラの状態で泣く。こういう演出は、従来の日本映画や日本のドラマではほとんど見たことがなく、いつも目薬をさしただけの泣き方、という演出ばかりで辟易していた(今作では、たとえば井上真央の泣き方がそれだが)だけに、岡田准一なりの役作りであろうが、大変グッと来た。あの場面で泣くというのは、そういうことなのだろうと、それだけで胸に響いてくる。

 

あとは、この映画を現代の価値観で観るか、当時の価値観を想像しながら観るか、というところで、評価が分かれるだろう。この映画は、現代の価値観で観る方がむしろ評価が高くなるだろう。

というのは、現代の価値観でいえば、岡田准一扮する宮部久蔵の言う、

「生きて家に帰ることが何より重要なこと」

という価値観が、現代のそれと全く同じだからだ。

 

・・・これ以上の補足説明、いる?(笑)

だとすると、巷ではあの宮崎駿が、この映画を指してなのかどうかわからないが、

「零戦を神話化するような風潮はクソだ!」

という主旨で怒った(笑)話が本当だとしたら、

「宮崎ハヤオくん、頭だいじょぶ?」

とツッコミを入れずにはおれない。

 

宮崎駿「永遠の0」を嘘八百と批判!? 百田尚樹も「おこ」で零戦戦争勃発か(2013/9/26 19:30 J-castニュース)

(前略)

(宮崎駿の発言)

「今、零戦の映画企画があるらしいですけど、それは嘘八百を書いた架空戦記をもとにして、零戦の物語を作ろうとしているんです。神話の捏造をまだ続けようとしている。『零戦で誇りを持とう』とかね。それには僕は頭にきてたんです。子どものころからずーっと!」

「相変わらずバカがいっぱい出てきて、零戦がどうのこうのって幻影を撒き散らしたりね。戦艦大和もそうです。負けた戦争なのに」

(後略)

 

戦記が架空かどうかを問題にするのなら、今までさんざんフィクション(架空戦記)を元にして金を稼いできた宮崎駿クン自身の自己批判にすぎない。問題は、戦記が架空かどうかではなく、宮崎クンが言うところの「『神話』の捏造」に、この映画はなっているのかどうかである。

 

で、今の価値観で観れば観るほど、この映画は、「神話の捏造」などしていないとしか言いようがない。宮崎クンのこの発言の時点で、『永遠の0』の小説版(原作)はすでに出版されていたのだから、それを斜め読みもせずに、こういう発狂ぶりをおしげもなくさらしている宮崎駿のサヨクかぶれぶりの方が格段に光る。

 

逆に、当時の価値観を想像して観れば、この宮部久蔵という零戦パイロットは、 一見自分の命が助かることを最優先に行動しているように見えるが、小隊長になったら隊員たちの命を救おうとし、教官になったら教え子たちの誇りと命を守ろうとし、最後は(ネタバレ)~~~するという点で、橋爪功扮する井崎が言ってた、

「あれほど強い人はおりましぇん!」

に尽きる。 途中で(ネタバレ)~~~されていたところは腑に落ちないが。

 

ただ、当時の価値観で観れば、いわゆる「他の隊員の士気を下げる発言が多かった」というより、

「状況をかなり正確に見抜いていながら、その意見を積極的には上官に上申しなかったこと」

を理由にして、やや批判されるかも知れない。しかしそれも、彼の当時の階級を考えれば無理もないことであろう。実際に、映画中でも、「少佐」に(ネタバレ)~~~されていたわけであるし。

 

三浦春馬の、ラストでの情けない表情、姿勢も、いかにも「現代っ子」っぽくてとてもよかった(これは「泣いているシーン」ではない)。ああいうところをできるだけリアルに撮ろうとする姿勢は、少なくともハリウッド映画では観たことがない。途中での合コンのシーンはいかにも作った、というものだったが。まあこれはネタバレあり編でなければ書けない。

 

さて、余裕が出てきたらネタバレあり編も書こうか。しかし今は・・・。

 

450万PV突破御礼

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ここ数ヶ月は月に1本程度しか記事をアップできていないが、誠にありがたいことに、当ブログのアクセス数は増え、このたび、450万PVを越えた。繰り返すが、誠にありがたい。

 

例によってキリ番ごとのリンクを。

50万PV突破御礼・・・2010年11月末

100万PV突破御礼・・・2011年8月末

150万PV突破御礼・・・2011年11月中旬

200万PV突破御礼・・・2012年4月初旬

250万PV突破御礼・・・2012年8月中旬

300万PV突破御礼・・・2012年12月中旬

350万PV突破御礼・・・2013年3月初旬

・400万PV突破・・・・・2013年7月下旬

「400万PV突破御礼」は、忙しすぎたので記事としては書いていない。

 

この半年~1年弱は、ツイッターであの黒KKK(自称「レイシストをしばき隊」)伊藤ゴリラ(グロ画像注意)のヘタレぶりをいじったり、その黒KKKがいつの間にかなくなったり、その自称リーダーの野間易通がこっちが仕事中なのに絡んできて、空き時間にレスしてあげたら「ヒマなんだね」、「こっちは仕事だ」と言ったら「逃げるのね」という、定番のバカレスをしてきたりと、何かと黒KKKとご縁がある期間だった(笑)。

 

そして何より、「蚊 お湯」などでこの記事に訪れる人たちの負け嫌いぶりも光っていた。

コメントの上の方で

『「低温でもやけどすること」を「低温やけど」として表現』しますよ

と宣言しているのに

「これは低温やけどではない(-_☆)キラッ!!!」

な、リテラシーが低い人がまあ、湧いてくるわ湧いてくるわ(笑)。しかもしつこい。

ますます、この記事の主旨であった、「衆愚批判」がきれいに当てはまってしまう顛末である。

 

しかも、

「一時的にでもかゆみがなくなる ので 毒は(一部でも)消えている」

などという、驚くべきロジック(笑)を掲げる人まで湧いてきた。不思議なことに、こっちへのツッコミは全くないのよね、「低温やけどじゃない」と「反原発デモでの呪文」のようにここで繰り返し、しまいにゃ悪態までついて消えていった人は(苦笑)。 ますます、

 

・こういう人を「衆愚」と呼ぶのだよ。

 

の、「衆愚」どストライクの方々ばかりである。まいっちゃうね。

 

 

というわけで、今後も衆愚には読むに堪えない記事を書くだろうが、自分が衆愚ではないと思い込んでいる衆愚に限ってここを荒らしていくので、その点のお見苦しさはご容赦いただきたい。

 

都知事選についても記事を書きたいが・・・どうなるかな。2月も忙しいからなあ、と、ついグチってしまうのであった。

 

というわけで、今後ともよろしくお願い申し上げる。

 

白河夜船

 

都知事選:宇都宮健児・細川護煕陣営は、原発が争点になったにもかかわらず負けたことを理解せよ 1

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今回の都知事選の総括を。

 

まず、最終開票結果。

 

 

 ・「即、脱原発」を掲げた、宇都宮健児と細川護煕の票数を足しても、舛添要一の得票に達していないことをまず、理解すること。

982594+956063=1938654 < 2112979

20万票近く差がある。しかも、「科学的な議論に基づき、安全を確保して原発を活用せよ」と主張し続けた田母神俊雄の票数も加えると、その差は80万票以上になる。

 

もうこれだけで、「即、脱原発組」は完敗したということが理解できなければ、

「ああ、やはり即脱原発とか言っているヒトって、頭が悪いんだねえ。怖い怖い」

と言われ続ける立場に自ら立つことになることくらいは理解した方がいい。

 

 

次に、開票当日、NHKが「細川の敗北の弁」として、繰り返し繰り返し流していた映像での、細川護煕のセリフ。

 

 

「脱原発が争点としてなかなかとりあげられなかったこと、つまり原発の問題を争点とさせまいとする力がはたらいたこと、

日々、感じていた街頭での熱気と、本日判明した選挙結果の落差の大きさに、改めて努力が不足していたことを痛感するとともに、

(そんなことはない!!)←支援者の絶叫

熱心に応援して下さったみなさまのご期待に添えなかったことを、誠に申し訳なく思っております。」

 

 

・・・

「脱原発が争点としてなかなかとりあげられなかったこと、つまり原発の問題を争点とさせまいとする力が働いたこと」

 

いい歳こいたおじいさんが、これだけ幼児的な発言をするのを見る機会もそうそうない。機関誌部落差別(自称朝日新聞)や毎日新聞やTBS(ラジオ)、そしてあの日刊ゲンダイがどれだけ連日原発を争点にしてきたのか知ろうともしない発言だ。あるのはこの発想だけだろう。

 

・「自分が落選した」  ならば  「脱原発が争点としてとりあげられなかった」以外の理由は考えられない。

・「脱原発が争点としてとりあげられなかった」 ならば 「原発の問題を争点とさせまいとする力が働いた」以外の理由は考えられない。


これだけの自信で、「脱原発が争点となっていた」 ならば、 「自分が当選したはずだ」 と思える全能感・・・まさに、「幼児的全能感」と呼ぶのにふさわしい。そんな幼児的全能感に脳みそがハチミツ漬けになっているのが、この「脱原発おじいさん」の二人、細川護煕と小泉純一郎ということだ。

 

まー、ただの放射脳じじいってことがよくわかったわ。

こんな、「Wじじい」が選挙期間に配っていたビラ。ポストにこれが入っているのを見て笑った。これは保存版にせねばと(笑)。

 

 

「W元首相」って何だよ。それが少しでも「ブランド」だの「パワー」だのになると思っている点がトコトン古すぎる(苦笑)。「Wボンクラ放射脳ジジイ」に改名したほうがいい。しかも応援者の中にあの瀬戸内ジャクソンまでがお約束としてきっちり入っている。死亡フラグ立ちすぎだろこりゃ。。。細川を本気で当選させたければこの放射脳軍団を下げなよ。

 

 

話を開票の夜に戻すが、あの、選挙ともなれば「池上無双」とネットで言われるようになった、何の学問的貢献もないのに東京工業大学の教授サマになった池上彰が「無双」と言わんばかりに斬って斬って斬りまくった(ことになっている)「池上彰の都知事選ライブ(テレビ東京)」で、負けた細川護煕を映したのがこの画面。

 

「脱原発の活動にあらためて火をともすという

大きな役割を果たし得たと自負している」

 

・・・・・・

 

あれ?池上彰さん、全然斬ってないじゃん。さっきの、泣く子も笑うウルトラCの言いわけを。前後を見ても、「原発を争点にしない力が働いた」の発言を全く報道していなかった。

 

その一方で、この番組では、「都知事選の舞台裏」と称して、

「自分(池上彰)を避ける舛添要一陣営」だの、

「はじめは細川護煕は自分(池上彰)をかつごうとした」だの、

 

・・・ここにもいたわ、おだてられて絶賛木に登っている途中の豚が(笑)。

 

 

なるほどね。池上彰の番組では、細川護煕の痴態を晒すまいとする力が働いたわけだ。 自分を担ごうとしてくれたせめてものお礼として。

 

 

さすが、「池上無双」。

 

その2に続く。

 

 

自称朝日新聞(機関誌部落差別)社員は、自宅を外国人に開放しなよ

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なんかもう論評するのも疲れる文章が2014年3月20日付の天声人語に登場。

 

★天声人語 2014年3月20日付

聞いてみるものだ。やきそばなどで有名になった「B―1(ビーワン)グランプリ」は、いわゆるB級グルメが集う催しというと間違いになるという。B―1のBは地域ブランドのB。「ご当地グルメでまちおこしの祭典」という位置づけだ

▼たしかに以前は「B級ご当地グルメの」と称していたが、いきさつがあってB級をはずした。くわしい説明は祭典の公式サイトにある。主催団体の「愛B(アイビー)リーグ」事務局に電話をしたら教えられた

▼なぜ電話をしたかといえば、愛Bリーグの相談役でグランプリの審査もしている石毛直道(いしげなおみち)さん(76)がきのう、南方熊楠(みなかたくまぐす)賞にきまったからだ。世界的な碩学(せきがく)にちなみ、博物学や民俗学ですぐれた業績をあげた人に贈られる。石毛さんは文化人類学者で、国立民族学博物館の元館長である

▼世界の食文化をテーマに新しい学問を切り開いた。対象は民衆の食べものだ。現地で食べなければ絵に描いた餅だと、アジアやアフリカを「鉄の胃袋」で制覇した。B―1とのかかわりも、むべなるかな

▼酒も大好き。作家で友人の故小松左京さんがつけた「大食軒酩酊(たいしょくけんめいてい)」の雅号を気に入っている。日本酒を愛し、日本文化を愛する。清酒を復権させる活動にも携わる

▼隣人が外国出身の人、それが当たり前になって日本はやっと普通の国になる――。14年前、参院の憲法調査会での発言を思い出す。将来の国のかたちについての意見だった。日本を愛することと世界に開くことの調和を、一身に具現しているような人である。

(引用ここまで)

 

>日本酒を愛し、日本文化を愛する。清酒を復権させる活動にも携わる

そもそも「日本酒を愛する」ことが、「日本文化」を愛してることを必ず意味するわけではない、ということを、天声人語の筆者たるものが全く理解できていない点からして大脱力である。こんなにも天声人語の筆者は言語力と想像力がなくなった(元からなかった)のかと愕然とする。

※「清酒を復権させる活動にも携わる」という部分から、石毛氏が「日本文化を愛している」点は、「日本酒を愛している」ことしか伝わってこない。少なくともこの書き方では。

例えば、日本酒だけを愛し、つまみはピザが最高、などと言っているとしたら、石毛氏は何も「日本文化」なんぞを「愛して」はいない。

むろん、そういう態度が「悪い」「ダメだ」と言うつもりはない。しかし、「それは日本文化などではありませんよ」という事実は全く変わらない。天声人語の筆者の知能はIQ70くらいなのだろうかねえ。

 

>隣人が外国出身の人、それが当たり前になって日本はやっと普通の国になる

>日本を愛することと世界に開くことの調和を、一身に具現しているような人である。

 

「隣人が外国出身の人」であることが「当たり前」になって、日本はやっと「普通の国」になると言っているのが石毛氏だと。そういう発言をする石毛氏を、「日本を愛することと世界に開くことの調和を一身に具現しているような人」 と賞賛しているわけだ。

 

だったら、この天声人語の筆者だけでなく、自称朝日新聞(機関誌部落差別)の社員全員が、自宅を外国人に開放するべきだろう。それが、日本を「普通の国」にする方法だと思っているのだから。え?いやなの?だったら「普通の国」発言を賞賛している発言の責任はどこにあるのだ?

 

「普通の国」の条件なり基準なりを全く示さないまま、自分たちができないことを「普通の国」の条件として掲げる人を賞賛する。あまつさえ「調和を一身に具現している」などという言葉を使って。しかも、こうやってつつかれると

「いや、それは石毛氏の発言ですから。私がやるとは言っていません。むしろ、私ができないことを提言しているからすばらしいのです」

などと逃げる気満々なのだろう(苦笑)。

 

こういう、困ったら他人のせいにする戦前の日本人の心性を、戦後左派の代表的論客であるあの丸山真男は「無責任の体系」と呼んだ。

「左派(リベラル)」の「クオリティペーパー(高級紙)」を自認する機関誌部落差別が、みごとに同じ轍を踏んでいるのは、自紙が「高級紙」などでは全然ないということを認めているのと同じだ。 

 

こういう「天声人語」を書写させたり、「生徒が作る天声人語」などのように、マネまでさせようとしている予備校があるが、どんだけ頭にウジが湧いているのだろうか。まあそういうところに通っている生徒は落ちるだけだから、他予備校にいる私としてはむしろ好都合(笑)なのだが。

 

※ちなみに、「できないことを提言している」から「すばらしい」という論理もおかしい。「できないことを提言」しているのなら、「それはできない」のだから、「できないことを言うな」という批判になるはずだ。機関誌部落差別の記者上がりというのは、頭の論理構造も「無責任の体系」の中で、ねじ切れんばかりに曲がってしまったようだ。

 


アンフェア the end ネタバレなし編

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1年半近くも、記事を全くアップしていなくても、『アンフェア』のシーズンになると、もったいないほどのアクセス数をいただける。当ブログはなんとも幸せものである(感涙)。

 

特に、このレビュー記事で「沈黙」を破るつもりはさらさらなかったのだが(とにかく、仕事なりなんなりで忙しすぎるだけ)、昨日、2015年9月5日に『アンフェア the end』が劇場公開されたので、当ブログ主の義務として、封切日の昨日に、しっかりと観に行ってきた。もちろん、私自身のenjoymentのためでもあるが。相変わらず、ネタバレなしでのレビューが鼻血が出るほど難しいが、がんばって書いてみよう。これまた例によって、思いの丈を語り尽くすのは ネタバレあり編 でやる予定。しかし忙しすぎる・・・。

(ちなみに試写会には外れたw 珍しく空いている日で、意気込みをかなりアピールしたのだが。)

 

 

◆私が考えるこの映画の一番のキモ 

パンフレットには「今までで一番激しいアクションシーンを入れた」的なことが書いてあった。確かに篠原涼子(雪平夏見)や佐藤浩市(一条)らによるアクションはなかなか手に汗握る、がんばったシーンだとは思うが、これまでの『アンフェア』映画3作品の中では、一番「セリフ演劇(すまんね、演劇用語で)」に近かったと私は思う。なぜなら、

 

・映画冒頭の雪平の独白から始まる「状況設定」、

・この映画が映画らしいストーリーを持つためには、永山絢斗(津島)と佐藤浩市(一条)、特にこの二人のセリフが、どれだけ雪平を説得できるかにかかっていること、

そして、

・誰がいつ、どういう狙いでどういう行動を取るのが最も「トク」なのかを、観客が自分で頭を使ってそのつど考えなければならないこと(その結果として、「なんでこの人がここで×××になんねん!!」というところもてんこ盛りだと気づくのだが)

 

この3つの事情から、今までの3作の中では最も「セリフによる語り」が映画にとって重要な役割を果たしているからだ。

 

その角度から言えば、今まで拝見したレビューでは

 

・検察官(しかもかなり偉いらしい。「最高検察庁監察指導部検察官」だってよ。こんなに若くても、そんなポジションにつけるのかね?)として出ていたEXILE(詳細不明)のAKIRA(武部)の演技が超ウンコ!

 

という意見は、やや的外れであるように思う。いや私はEXILE系は特にキライで、授業などでも「あのゴキブリみたいな連中」って言っているくらいなので、EXILEに対する印象は「最悪」に近いのだが、AKIRAのあの演技自体は、いわゆる「棒」「大根」で何ら問題はない(詳しくはネタバレあり編で)。それより、「あの若さでそのポジションって何?ありうるの?」という「設定」の方がよほど気持ち悪い。

 

そうではなく、この映画の一番ダメな点は、

 

・永山絢斗の大根演技

 

である。

公式HPより> 

 

あらこの人、『藁の楯』のあの若刑事役の人か。演じ方はかなり違っていたので、「根本的に下手な役者」ではないと思う。『藁の楯』での永山はひどかったが。

 <『藁の楯』での永山絢斗>

 

キャスティング的には、わざと瑛太(ドラマシリーズの最後で雪平に殺されることになった安藤)の実の弟である永山絢斗を使うことで、雪平の「無意識」の領域に、瑛太の面影をすり込むというシカケを入れることで、雪平がこの津島にグッと説得されやすくなる、という狙いは痛いほどよくわかるし、篠原もそのことをよく理解して演技していた。しかし、肝心の永山絢斗が、なぜ自分がこういう行動を取っているのかという説明をしている、きわめて重要な瞬間において、自分のセリフの終わりでうまく「間」と「自分の動き」を止められていない。特に取り調べのシーンで。歌舞伎のように「キメ」を残せということではなく、自分自身が確信を持って語っているセリフは、そのセリフの後で、

「どうです?雪平さん!ボクの発言をどう思うんですか!」

と、相手に迫る態度が、これまた「発言者の無意識」として現れてこなければならない。その演技がうまくできていなかった。0点ではないが、

・その瞬間でその「揺れ」「ブレ」はないやろ~

という箇所が10個以上もあったので、30点くらいである。津島がそうだと、それに一時的でも説得されてしまう雪平の動きが、連動して薄っぺらくなるんやて!!

 

私が考えるポイントはここに尽きる。案の定というかなんというか、ラストシーンではああなるわけだから、この「筋(プロット)」を、何としてでも演技として成立させなければ、そりゃこの映画自体の面白さは半減どころではなく下がる。佐藤嗣麻子監督は、映像づくりや、見せ場づくりとしての映画製作技術は年を追うごとに高まっているとは思うが、肝心の俳優に対するディレクションのキモを押さえ切れていない。この点がきわめて残念だった。

 

ここを重く見て、私のこの映画の評価は 70/100点 である。前回の the answer に75点をつけたので、それよりは低い。それでも7割の点数を、自信を持ってつけているのは、大人の事情も含めて、清濁さまざまなことがあったにせよ、10年がかりで、一つのストーリーを「完結」というところに持っていくことができたからである。また、各俳優の演技も決して悪くはない。そのような、

「この『10年もの』のドラマ+映画を、『大団円』としてしっかりfinishしたい!」

という、キャストとスタッフ、そして関係者全ての方の思いに対して、心から賞賛したいからである。その思いは、7割は結実している。これを高いとみるか、低いとみるかが人によりけり、ということになろう。

 

 

◆タイトル通り、『アンフェア』シリーズ全体に対する the answer は出たのか。

パンフレットを映画を観る前に読むことは絶対にやめたほうがいいが、ギリギリ大丈夫だろう、と思う範囲で言うと、パンフレットで、佐藤監督が

「the answerを『出した』」

という言い方をしていた(はず)なのが象徴的だった。その通りである。「出した」のであって、「出た、明らかになった」のではない。

 

 

しかも軽い。

 

 

あうー、残念。。。(ストーリーとして)

 

しかしこれも、「the answer ネタバレあり編」で私がすでに以下のように書いたとおりなので、これで大きく落胆することはない。

 

(自己引用ここから)

1 「誰が最もアンフェアか」という問いに対するanswerは出たのか

出ていない。というか、そもそも、この物語は「the movie」を終わった時点で、こういう問いを越えたエンターテイメントとしてどれだけ客を引っ張れるかという次元での戦いになっている。なぜなら、「the movie」を終わった時点で、

・安藤(瑛太)

・安本(志賀廣太郎)

・蓮見(濱田マリ)

・斉木(江口洋介)

・戸田(成宮寛貴)

・後藤(椎名桔平)

らがすでに死んでいるからだ。キャリア組も含め、これだけ警察関係者が死んでいる時点で、これ以上雪平を中心に、どんな「警察内に巨悪があるストーリー」を作ればリアリティが出るのか?という問いが出てくるのは当然だろう。雪平をめぐる捜査集団は、この時点でもう「すきっ歯(って今言わないのかな?)状態」なのだから、元捜査一課内に裏切り者がいるとすれば、

・小久保(阿部サダヲ)

・山路(寺島進)

・三上(加藤雅也)

の3人の中にしかいないのである。

(自己引用ここまで)

 

この映画では、特に「誰が何の目的で雪平の父を殺したのか?」に対する the answer を、制作者側が出そうとしたのだが、上の記述で特に問題がないくらい、 the end で示された「答」は軽かった。むろん、上の3人の誰かが殺した、ということまでは言っていないので念のため。 

 

 

◆我らがサダヲ(小久保)はこの映画ではどうだったのか

 

 

当ブログのアンフェア関連記事を細く長くお読みいただいている方々にはおわかりだと思うが、この写真からして違うんだよな~。『アンフェア the answer』での小久保一課長の、「雪平との『戦友』ぶり」の真骨頂が、『アンフェア the end』では、チャーハンについてる紅ショウガぐらいになってしまった。 

 

せつない・・・(`;ω;´)

 

これも、ネタバレあり編で発散するつもりだが、小久保一課長のラストの一個前のシーンでのセリフが全然ちゃうやん!ということだ。

(ちょいネタバレ)小久保「あとでしっかり聞かせてもらいますからね!」

 

じゃねえだろ小久保一課長????(脚本に対する怒り)

そもそも、その状況で雪平に敬語を使うキャラじゃねえだろ小久保一課長は!!!!

 

これ以上は豪快なネタバレをしなければ書けないので、とりあえずはここまででガマンする。

 

 

◆篠原涼子のたっての願いで、急遽、雪平のシャワーシーンを入れる

これができるのなら、小久保の最後のセリフも阿部サダヲが直訴すればいくらでも変えられたと思うが、私の感想は、

・・・進撃の巨人か?(もちろん「巨人」として)

である。


雪平は、例の刑事のカッコウをしているときが一番エロい。雪平の色気担当部分は、それだけで十分すぎるのだがなあ。

 

 

◆その他 

吉田鋼太郎(東京地検特捜部長)と向井地美音(雪平の娘、美央)は本編ではほとんど出てこない。役割的にも微妙である。この二人に期待して観ると、裏切られるだろう。

エンドロールの曲はイマイチだが、今までのキャラを、静止画で、あんなふうにちょっとした編集をして出したのが、心憎い。ああいうのでいいから、安藤や佐藤をもっと見せてほしかった。佐藤一夫(香川照之)の笑顔に感無量。

 

 

というところで、とりあえずアップしておこう。あ、

 

気がついたら、「日本での女性ハードボイルド刑事ドラマ+映画」として、日本のエンターテイメント史に残る作品になっちゃったね。その意味ではとてもオススメである。ただ、この『the end』だけではなく、ドラマも合わせた全体でだけどね。

 

 

毎度ひどすぎる機関誌部落差別(自称朝日新聞)のアジテーション。今日は津田大介つき。

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もう5年以上前となった東日本大震災しかり、第一次安倍政権のときしかり、そして野田民主党政権が第二次安倍政権に取って代わられたときしかり、一昨年(2014年)の夏に、しれっと従軍慰安婦についての記事を修正しようとしたときしかり、

そして昨年(2015年)を中心とする、安保法制をめぐる騒動しかり、

機関誌部落差別(自称朝日新聞)のアジテーションは、もう10年以上も「ひどすぎる」としか言いようがない状態が続いている。私の親友は機関誌部落差別と読売新聞の両方を購読し読み比べる、メディアリテラシーを磨き続ける鑑のような人であるが、機関誌部落差別の購読だけ、最近やめたとのこと。曰く、あまりにも偏向がひどすぎるのでと。

もう少し言葉づかいや論理が「まとも」であれば、「新聞としての一つの書き方」と私も認識し、「新聞記事の論評」として、紳士的に議論しようとも思うが、例えば今日の2面の記事もひどすぎる。あきれるのは、2,3年前にNHKの夜11時半からの「NHK news web」に「ナビゲーター」として出演したせいで、なぜか「メディアリテラシーの先生」みたいな扱いになっているあの津田大介も、調子に乗って豪快に「アサヒってる」点である。

 

例によって文脈が重要なので、切れのいいところまでのひとかたまりを引用する。

 

(ここから)

(18 私たちも投票します)候補者、どう選んだらいい? AKBと考える

2016年5月22日05時00分

◆第4部・いよいよ選挙 どうやって投票先を選ぶか

 第1回・政治家の「見分け方」

 女性と若い政治家が少ない日本 公式サイトなどから候補者情報を読み取る方法を考える

     ◇

 AKB48の3人が初の投票に向けて、政治について語り合う連載「私たちも投票します」は今回から、第4部が始まります。このシリーズは、ジャーナリストの津田大介さんと、投票先をどうやって選ぶかについて話し合います。初回は、政治に関心をもって投票する意義や候補者の「見分け方」を考えます。

 ■自分の将来、重ね合わせて

 津田大介 皆さんが実際に投票に行くとき、だれに一票を投じたらいいのか悩むと思います。ライフネット生命保険会長の出口治明(はるあき)さんは「働く君に伝えたい『お金』の教養」(ポプラ社)という本で、「そもそも政治家とはどういう人種なのか。根本的にわかっていないから、考えること自体を放棄してしまう」と言っています。

 茂木忍(もぎしのぶ) たまに街頭で演説している人を見かけますが、確かにどんな人なのかよく知りません。

 津田 まず世界と日本の違いを知ることも大切です。例えば、国会議員に占める女性の割合は国によって全然違う。国際機関「列国議会同盟」(IPU)によると、世界191カ国の平均は20%強で5人に1人は女性です。ドイツやイタリアは30%を超えていますが、日本はどれぐらいだと思いますか。

 向井地美音(むかいちみおん) 2割くらいですか?

 津田 衆議院が9・5%、世界で157位です。日本では女性議員が圧倒的に少数派なんです。

 向井地 そういえば国会の中継を見ても、男性ばかりのイメージですね。

 津田 最近、「保育園落ちた」というブログが話題になりました。東京などでは保育園がいっぱいで子どもを預けることができず、本当は働きたい女性もやむなく仕事を辞めたり、出産をあきらめたりする場合が少なくない。

 加藤玲奈(れな) 私も将来、働きながら子育てするかもしれないと思うと、ひとごとじゃないですね。

 津田 少子化は政治が真っ先に解決すべき問題なのに、日本では対策が進んでいない。女性議員の数が少なければ女性の声は反映しにくい。女性議員の多い国では議会に赤ちゃんを連れてきて、議論している議員もいます。

 加藤 それはすごいですね。

 津田 カナダやイギリスの首相はまだ40代です。リーダーが若くて、議員に女性が多いと、若者や子育て世代の感覚をわかってくれそうですよね。でも日本は中高年の政治家の方が多い。若者と政治の距離を遠ざける原因の一つです。

 ■関心持とう、政治は変わる

 茂木 若い人が政治に関心を持たなくなってきていると、私も感じています。

 津田 「選挙に行っても世の中が変わる感じがしない。誰が政治家になっても一緒」などと言う人もいます。でも、出口さんによれば、そう言う人は「今の政治はよくない」と思っているのです。今の与党はどこかわかりますか。

 加藤 自民党と公明党です。

 津田 その2党がタッグを組んで政権を支えています。与党以外はすべて野党です。「今の政治はよくない」と思っている人は、与党と対立する野党に投票するべきです。逆に「特に不満はない。今の政治でいい」と思うなら、与党に入れればいい。つまり現状維持の支持です。

 向井地 私も一票じゃ何も変わらないと思っていました。でも、とにかく投票に行ってみようという気になりました。

 津田 与党や野党の候補者が2人以上いたり、ピンとくる人がいないときは、日本は女性と若者の政治家が圧倒的に少ないことを思い出してください。

 茂木 選ばれる議員におじさんが多いのは、おじいちゃんやおばあちゃんばかりが投票するからでしょうか。

 津田 投票するのが高齢者ばかりだから、政治家は高齢者を意識した政策を優先する。安倍政権は高齢であまりお金がない人たちに「臨時福祉給付金」として3万円を配ることを決めました。一方、子育て世代に支給していた「子育て給付金」(2015年度は子ども1人当たり3千円)を今年4月から廃止しました。

 加藤 えっ? 子育ての手当が減ったんですか。知りませんでした。

 津田 高齢者を優先する政治だから「シルバー民主主義」とも言われます。

 茂木 シルバーシートのシルバーですか?

 津田 そう。どこの国も少子高齢化で若い世代が減ってくる。仕方がない部分もあるけれど、ほうっておくと、若い人や女性向けの政策がどんどんおろそかになっていく。だから、若いみなさんも投票に行った方がいいのです。

(ここまで)

 

そもそも「AKB」なる存在が、若者(18~20歳あたりをターゲットにしているのだろう) と「政治に関心をもって投票する意義や候補者の見分け方を」議論する、考える存在として、適性が全くない。

政治について何も知らない一般人の代表として若者を出したいのなら、それこそランダムに、無名な若者を抽出するほうがよほどリアルである。

「いや、AKBなどの有名人の方が、より興味関心を持ってこの記事を読み、考えてくれるだろうから『つかみ』として重要だ!」

と反論する向きもあるであろう。ではこの部分はどう「適性」を判断すべきか。

 

(先の引用部分の一部)

 津田 「選挙に行っても世の中が変わる感じがしない。誰が政治家になっても一緒」などと言う人もいます。でも、出口さんによれば、そう言う人は「今の政治はよくない」と思っているのです。今の与党はどこかわかりますか。

 加藤 自民党と公明党です。

 津田 その2党がタッグを組んで政権を支えています。与党以外はすべて野党です。「今の政治はよくない」と思っている人は、与党と対立する野党に投票するべきです。逆に「特に不満はない。今の政治でいい」と思うなら、与党に入れればいい。つまり現状維持の支持です。

 向井地 私も一票じゃ何も変わらないと思っていました。でも、とにかく投票に行ってみようという気になりました。

(ここまで)

 

>津田大介 「今の政治はよくない」と思っている人は、与党と対立する野党に投票するべきです。

 

あのさ、「今の政治がよい/悪い」という基準だけで、与党か野党に投票する、という、もうしわけないが18歳どころではない、10歳児レベルも真っ青な投票基準であなたたちマスゴミが選挙民を煽ったから、あのデフレ暗黒の3年超の民主党政権が誕生したんだろうが。

すなわち、機関誌部落差別は、あの暗黒の3年半に関して、何ら自らのゴミメディアとしての総括や反省、改善を全く行わずに、今まさに

「選挙権が18歳以上に引き下がったから、『18歳でもわかるように『津田先生』が『わかりやすく』『教えますよ』』という姿勢で、『わかりやすい』言い方をした記事を作りましたよ~」

ということをタテマエにして、あの2009年夏と全く同じ、「衆愚煽動キャンペーン」をくり返しているだけなのである。

「津田先生」が「わかりやすく」「教えます」というタテマエなら、なぜ、上のような考え方、すなわち頭の悪い「自公=悪/民進共産=善」という善悪二元論で政治を考えようとしたから2009年夏に、ひどい政権が誕生したのかも「わかりやすく」「教えて」あげないのだろうか。この機関誌部落差別自身が、たとえば歴史問題に関してはしつこくしつこく

歴史に学べ

と社説や記事で書きまくってるではないか。しかしこの機関誌部落差別は、この記事では「歴史に学べ」とは全く言っていない。

 

だから「アジテーション」だって言ってるんだって。

 

AKBの頭がおかしすぎるのは、この発言を受けて、

>向井地 私も一票じゃ何も変わらないと思っていました。でも、とにかく投票に行ってみようという気になりました。

と「反応」してる点だ。

 

・・・あのさ、この「津田先生」とやらの、「「今の政治はよくない」と思っている人は、与党と対立する野党に投票するべきです。逆に「特に不満はない。今の政治でいい」と思うなら、与党に入れればいい」という発言の、どこがどのように、

・今までは一票じゃ何も変わらないと思っていたのが、

・これからは一票でも何か変わるかも知れないと思うように

なったのか、その根拠が全くわからないんだが。

 

「津田先生」に、小学校の学級会でも今さら出てこないほど低レベルな善悪二元論を語られて、「AKBの向井地」とやらは、どういう「根拠」「ロジック」で、今までの認識が変わったんだ??

すなわち、そういう台本どおりに言え、そういう「台本」に沿った記事を書きますよ、という段取りになってただけでしょ。

つまり、ここに出てくる「AKB」とやらは、リアルな若者としてでも何でもなく、ただ機関誌部落差別(自称朝日新聞)から「ギャラ」をもらって、記者が書いたとおりのセリフを言うという「仕事」をしているだけである。そうとしか解釈のしようがない。

だから、こういう「若者も選挙に」というキャンペーンに、「疑問を持つ役」として、ギャラをもらって仕事をする「芸能人」を出すことは有害なのだ。タテマエは前述したように

・有名人の方が、より興味関心を持ってこの記事を読み、考えてくれるだろうから「つかみ」「きっかけ」として重要だ。

であっても、その実は

・記者の指示、シナリオ、台本通りにセリフを言ってるだけ。つまり「やらせ記事」

にすぎないのだよ。

 

なんのリアリティもない、ただのやらせ記事と見抜かれてしまうほどの「ひどいセリフ回し」を平気でやってるから、この機関誌はゴミメディアだとしか言いようがないわけだ。

 

インチキ津田先生とセリフ読みロボットとしてのAKBのやり取りとしては、ここもひどすぎる。

 

(ここから)

 津田 最近、「保育園落ちた」というブログが話題になりました。東京などでは保育園がいっぱいで子どもを預けることができず、本当は働きたい女性もやむなく仕事を辞めたり、出産をあきらめたりする場合が少なくない。

 加藤玲奈(れな) 私も将来、働きながら子育てするかもしれないと思うと、ひとごとじゃないですね。

 津田 少子化は政治が真っ先に解決すべき問題なのに、日本では対策が進んでいない。女性議員の数が少なければ女性の声は反映しにくい。女性議員の多い国では議会に赤ちゃんを連れてきて、議論している議員もいます。

 加藤 それはすごいですね。

(ここまで)

 

・・・「保育園落ちた」だけじゃないでしょ?インチキ津田大介大センセイ。

「保育園落ちた。日本死ね」でしょ??何を勝手に後半を省いてんの?

「ブログ」じゃないでしょ。「便所の落書き」でしょ??件の文面は「はてな匿名ダイアリー」で、誰が書いたかわからないという点では、自称マスコミが大嫌いなあの「2ch」と同等の存在でしょ?

「ブログ」というのは、仮名だろうが実名だろうが、一貫した自我を持つと推測される人間的存在が、外形的にも「web日記」として認知されるくらいの記事を投稿し続けて、初めてそのように呼べるものでしょ?

 

違うの??じゃあ、例えば捨てアカウントで、ツイッターで一言だけ書き込んだものも「ブログ」なのか?あの2chが「2ch匿名ダイアリー」という名前に変わったら、「ダイアリーは日記だ!日記だからブログだ!」というロジックで、2chでの書き込みが「ブログでの書き込み」という位置づけになるのか??

違うでしょ。つまり、「保育園落ちた。日本死ね」という、書き捨ての文面を、この津田大センセイは、「ブログ」と呼ぶことで、いかにも前述した、「一貫した自我を持つと推測される人間的存在が、外形的にも「web日記」として認知されるくらいの記事」を書いた中の一部として、そういう記述をした、という印象を、現実を何も知らない若者にすり込みたいだけでしょ。

 

「はてな匿名ダイアリー」を少しでも読んでごらんよ。上記のような意味では全く「ブログ」などと呼べるものではないから。延々と書き捨てが並んでる、一つの独特な場に過ぎない。まちがっても、「ダイアリー」という名前がついているから「ブログ」と呼んでもいいよね、と言えるほどの類似性はない。

 

>津田 少子化は政治が真っ先に解決すべき問題なのに、日本では対策が進んでいない。

 

ハイ待機児童数の推移グラフ。ソースは立命館大学佐藤敬二法学部教授によるサイト

 

あのー、安倍総理が国会で答弁するまでもなく、2009年からの民主党政権で一気に増加し、その後減少に転じてるよね?保育所のキャパシティも増やし続けてるよね?

保育所のキャパシティを増やすことは、「少子化対策」の一つだよね?なのに

 

>津田 日本では(少子化)対策が進んでいない。

 

ってのはなんなの??普通に進んでますが何か?この津田大介大センセイは、現実をどんだけ全く知らないまま、偉そうに「若者(役のロボット)」に語ってんの?

 

>津田 女性議員の数が少なければ女性の声は反映しにくい。

 

・・・すまん。頭が痛い。この発言は、

・男の問題は男じゃないとわからない。

・女の問題は女じゃないとわからない。

という、「性差は越えられない壁」という価値観がなければ、口が裂けても言えないものなんだが。津田大センセイと機関誌部落差別(自称朝日新聞)は、別の場で

「あらゆる多様性に対する寛容さを」

などと、死ぬほど言っているのに、ここでは平気でそれと真逆なことが言える/書けるのはなぜなの?

 

そしてバカAKBくんよ。いくら記者が台本を書いているからって、

「男じゃないと男の子とはわからない。女じゃないと女の子とはわからないっていう発想じゃあ、いつまで経っても男女が理解し合えることはないですよね?」

ぐらいのツッコミもできないって、どんだけバカなの?キミらの「上司(笑)」である高橋みなみクンは、NHKのいじめ撲滅キャンペーンで、「いろいろな違いを認め合おうよ」ってどんだけ言ってるんだよ。あ、あれも台本で言わされてんの??(笑)

 

 

・・・いやもう、こんなイエローペーパーも真っ青な茶番を読むために、月何千円とか、1部150円払ってるんじゃないとおもうよ、メディアリテラシーにある程度自覚的な読者はね。

 

だから、私の親友が自称朝日新聞の購読をやめたんだよ。

 

アジテーションならもっとうまくやれ。頭が悪すぎる。私は飛行機の機内でタダで読んだ。ここでネタにするためにね。

 

「立憲主義」という言葉の意味すら豪快に破壊してしまう、「野党共闘」という茶番

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そもそも今回の参議院選挙は、

「反安倍晋三政権」

という言葉を結節点にして、野党が束になって「共闘」しなければ、まともに議席が取れない、というところまで、野党自身が自らを追い込んでしまった、というところに、一番の救いようのなさがある。

その原因も、これまた野党自身が、ただ「反自民」「反安倍」と叫んでいれば支持者は増えるだろう、と思ってきた、野党自身の怠慢にあるので、フォローできる余地は1ナノメートルもない。

野党は勝手に自滅しろ、としか言いようがないのだ。

 

健全な議会制民主主義にとって、いつでも与党に取って代わることのできる野党の存在というのはきわめて重要なことくらいわかっているが、ここ数年の、民主党だか民進党だかよくわからない政党を始めとして、社民党、共産党、国民の生活が以下略などの政党は、自分たちがその

「いつでも与党に取って代わることのできる野党」

であるための努力を自ら放棄してきた以上、情状酌量の余地はどこにもない。茂木健一郎あたりがツイートで必死に民進党あたりにフォローを入れているのも、この点を完全に無視できているからであって、ここに茂木健一郎が自称脳科学者でありながら、自分の脳のレベルがあきれるほど低いということを毎日全国にさらけ出している痛さが存在する。

 

言うなれば、「いつでも与党に取って代わる野党」がなくなることで、日本の議会制民主主義が腐敗するならば、その責任は自民党や公明党にあるのではなく、民進党や共産党を始めとする、野党自身にしか存在しえないのだ。

考えてもみるがいい。なぜ「与党」である自民党や公明党が、わざと「野党」が「育つ」ような政策をしなければならんのだ?こういう発想を持つ連中は、どこまで脳内が乳児レベルなら気がすむのか、あきれてそりゃブログ記事を書く気にもならんわ、ということだ。

 

「反安倍晋三政権」というフレーズを野党共闘の結節点とすることが、なぜ「救いようのないこと」なのかも、実に簡単なことだ。「反安倍晋三政権」という言語表現の中に、具体的な政策やその方針を意味する記述を、これまた1ナノメートルも読み取ることができないからだ。これは、キリストやブッダが固く禁じた「偶像崇拝」と、論理構造的には同型だ。

キリストやブッダが偶像崇拝を固く禁じた理由は、たとえば

「ここにブッダの像がある だから ここで(別の人によって)なされた発言は正しい」

という「ロジック」は、自分たちが伝えたかったこと、自分たちが、自分を信じる人に実践してほしいと思っていたことを、何ら実践することにはつながらないということを普通に理解していたからだ。すなわち、

「ブッダの教え」は「ブッダという人格の存在」とは全く別次元の事象であり、

「キリストの教え」も、「キリストという人格の存在」とは全く別次元の事象であるからだ。

 

こんなこともわからないのが、「反安倍」しか叫ばない野党のゴミクズどもである。

 

偶像崇拝が、その偶像の対象物の「思想」を何ら体現することにはつながらない。

ならば、

その偶像を破壊することも、その偶像の対象物の「思想」を何ら破壊することにはつながらない。

 

「反安倍」という言語表現は、「安倍晋三という人間の思想」を「否定」したくて、野党のゴミどもが必死に叫んでいるものであろうと推測するが、「安倍」とか「安倍晋三」という言語表現が、何を意味するのか、すなわちその「意味内容」を、野合するゴミどもは、ゴミなりにすりあわせていなければ、

「じゃあ安倍政権が退陣したら、野党連合は何をするんですか?経済政策の方針は?消費税は?法人税は?防衛政策は?日米関係は?」

などという、至極まっとうな質問に対して、何も答えられないであろう。

 

それを如実に示す証拠がこの文章だ。

 

日本共産党の参院選法定2号ビラ 自衛隊どうする? 疑問にお答えします (赤旗 2016年7月1日(金))

(前略)

◆野党共闘に、安保条約や自衛隊についての 独自の政策をもちこみません

 自民・公明は、「安保条約や自衛隊など政策がバラバラだ」と野党共闘を攻撃しています。しかし、野党4党は、「安保法制廃止、立憲主義を取り戻す」という大義で結束しています。「立憲主義を取り戻す」とは、憲法を守るまっとうな政治を取り戻すということ。あれこれの政策のちがいはあっても、それを横においてでも最優先でとりくむべき仕事です。

 この立場から、共産党は、野党共闘に安保条約や自衛隊についての独自の政策をもちこまないことを、当初からつらぬいています。

 野党共闘は野合どころか、市民の願いにこたえ、日本に民主政治を取り戻す希望です。

(ここまで)

 

日本共産党という政党は、確か、学歴が高い人が党員になってるはずなのだが…。ウソなのか?

 

>野党4党は、「安保法制廃止、立憲主義を取り戻す」という大義で結束しています。「立憲主義を取り戻す」とは、憲法を守るまっとうな政治を取り戻すということ。

ここで、日本共産党は、「立憲主義」を明言しているし、その定義もしている。「憲法を守る『まっとう』な政治」が、「立憲主義」ということだ。

しかし、その上段に、こんなことが書かれている。

 

(ここから)

◆救援・復旧にあたった自衛隊員を 海外の戦地に送ってはなりません

 いま、問われているのは、自衛隊が違憲か合憲かではありません。戦後60年余の「9条のもとでは集団的自衛権は行使できない」という憲法解釈を変えて、自衛隊を海外の戦争に派兵することを許していいのか、どうかです。

 「専守防衛」の志をもって入隊した自衛隊員、熊本の震災救援・復旧のために汗を流した自衛隊員を、海外の「殺し、殺される」戦場に送っていいのかが問われているのです。

(ここまで)

 

>いま、問われているのは、自衛隊が違憲か合憲かではありません。

 

・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

あのさ、その下に、定義つきで、「野党4党は立憲主義を取り戻す、という大義で結束しています」って書いてあったよね?なのに、「いま、問われているのは、自衛隊が違憲か合憲かではありません。」ってなんなの??

 

自衛隊が違憲か合憲かは、「立憲主義」の定義に立脚したとき、どうでもいいことなのか?さらに上に書いているじゃないか。日本共産党が、自衛隊をどう考えているかについて。

 

(ここから)

◆憲法を守ることと、国民の命を守ることの 両方を追求します

 私たちは、自衛隊は憲法違反の存在だと考えています。同時に、すぐになくすことは考えていません。国民の圧倒的多数が「自衛隊がなくても大丈夫」という合意ができるまで、なくすことはできません。将来の展望として、国民の合意で9条の完全実施にふみだすというのが、私たちの方針です。

 それまでは自衛隊が存続することになりますが、その期間に、万一、急迫不正の主権侵害や大規模災害などがあった場合には、国民の命を守るために自衛隊に活動してもらう―この方針を党大会で決めています。

 憲法を守ることと、国民の命を守ること―この両方を真剣に追求していきます。

(ここまで)

 

>私たちは、自衛隊は憲法違反の存在だと考えています。同時に、すぐになくすことは考えていません。

 

ハ?

言明1 自衛隊は憲法違反の存在だ。

言明2 野党4党は、立憲主義を取り戻す、という大義で結束している。

言明3 立憲主義とは、日本国憲法を守る政治のことだ。

 

これらの言明を組み合わせると、必然的に、以下の「言明4」が出てくる。

 

言明4 野党4党は、自衛隊を憲法違反の存在とみなすことが、立件主義を取り戻すときに、必然的に含まれる。

 

・・・これが「非現実的だ」と言いたいのはやまやまだが、ここで言いたいのはそれではなく、

 

・民進党は自衛隊が憲法違反だとか言っていないんだが。

 

この点に尽きる。つまり、『上の「言明1」は、日本共産党の私的見解にすぎない』ということを「野党共闘の前提」のなかに組み込まない限りは、上の言明1~3は矛盾なく存在することはできない、ということだ。

 

バカにもわかりやすく言えば、

 

・「立憲主義」の意味が、自衛隊の存在一つ取ったってそんだけ違うのだから、君らの言う「立憲主義」という言語表現は、ゴミほどの意味も持ってないだろ?ただの「反安倍」の言い換えとして使ってるだけだろ?

 

ということになる。

 

で、「反安倍」という言語表現に、一つの「具体的政策 or 政策方針」も含まれていないことはさきほど示した通りなのだから、結論として、

 

・野党4党の言う、「立憲主義を取り戻す」も、「反安倍」も、「アベ政治を許さない(笑)」も、何も言っていないのと同じだ。

 

となるわけだ。

 

そんな「野党連合」に、ある程度知能が高い人の中で、誰が一体投票するのかね? ←英作文の問題にしてもいい文だな(苦笑)。

 

 

※それでも「野党連合」に意味があると思っている人のために、少し補足しておこうか。

野党連合の一員である民進党の玉木雄一郎国対副委員長は、6月末のテレビ朝日「朝まで生テレビ」において、田原総一朗に、「民進党は、安保法制をなくした後どうすんの?」と聞かれ、

「周辺事態法などを見直す。現与党が安保法制で実行しようとしていたことは、個別的自衛権の範囲内で全て実施可能だ。」

と明確に述べている。私がたまたま生で見ていたからまちがいない。

 

この発言は、その意図において、「現与党が防衛政策において実行しようとしていたことは、民進党でも実行しますよ」と宣言しているのと同じなのだから、上に挙げた日本共産党の

 

・自衛隊は違憲だ。

 

という言明or見解or立場とは、どう逆立ちしても両立しえない、ということになる。

 

 

この、「野党4党連合」で、防衛政策は何をするの?誰でもいいから、明確に言えることがあったら教えてほしいものだよ(´ω`)

 

 

上の日本共産党のページのアーカイブ。

http://archive.is/16c2u

 

 

国会議員の二重国籍(重国籍)がなぜ問題なのか

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民進党の蓮舫参議院議員の二重国籍問題がこじれまくっている。私はもちろん、国会議員が二重国籍、または多重国籍(重国籍)を持つことには大反対だ。現時点では国会議員が重国籍を持つことは法的には禁止されていないが、機関誌部落差別さま(自称 朝日新聞)などが、社説や天声人語などでワンワン騒いできたように、

道義的責任

というものが存在する。私はこの責任を「道義的責任」ではなく、「危機管理」という角度から展開するが、この点は構成上、後でまた詳しく述べる。

 

ところが、ツイッターを見ていると、現役の弁護士までが

「二重国籍は法律的には問題ないので、蓮舫の二重国籍疑惑問題に関してワーワー騒ぐ方がおかしい。」

という主旨の発言を平気でしている始末。

「モトケン(元検事 弁護士)」
『二重国籍自体は目くじらをたてるような話じゃないと思います。批判に対する対応のほうが問題。』


一応補足しておくと、この「批判に対する対応」というのは、蓮舫自身の対応のことである。つまり、モトケン氏は、「二重国籍自体は問題ない。しかし、蓮舫が、『二重国籍を持っているのでは?』とマスコミから質問されたときの対応が問題だ。」と主張している。

 

「野村修也(弁護士)」
『一般論として、私は、重国籍の方も日本人に違いないので、国会議員になることに何ら問題はないし、たとえ外国籍の除籍に関する努力義務を果たしていなくても、事情を開示していれば、容認できると思います。ただ外交に関わる公職に就く場合は、努力義務を履行すべき要請は高まるのではないでしょうか。』

 

「弁護士 野田隼人」
『この点は同意。違法適法論ではなく、あんまり上手くなかったねという話で。便乗批判の人達は絞り込めずにレイシスト宣言になってる人達が沢山いて、私は基本的にそこを問題にしています。』

 

政治家が二重国籍を持つことの問題に対して、比較的まともな記述をしている順に並べてきたが、この野田隼人という弁護士の発言はひどいね。政治家が二重国籍を持っていることを批判することを「レイシスト宣言になってる」などと、また、何の合理的な根拠もつけられずにレッテル貼り。民主党、民進党を少しでも擁護しようとすると、どうしてもこういう「レッテル貼り」にしか逃げられないというのは、昨年、安保法制をめぐる国会の議論で安倍総理自身が野党に対して「レッテル貼りはやめていただきたい」とハッキリ言ったことときれいに重なる。

 

ツイッター界ではすでに、「あのアホの孫崎享」と同じレベルのバカという称号をほしいままにしている、自称脳科学者の茂木健一郎大センセイも、期待にたがわず、きれいにかましてくれている。

 

「茂木健一郎(自称脳科学者)」
『今回の「二重国籍」騒動、日本の一部の人たちの「田舎根性」を露呈しただけの話のような気がする。相変わらず洗練されていないどころか、ますます「愚鈍」になっていく。テクニカルに、実質に即して考えることができない人たち。』

 

まあ、ツイッター上では、小中学校で、各クラスに配られたサッカーボールのように、多くの人達のおもちゃとして遊ばれているのが逆に気の毒になるくらいだ。私がリツイートしたものとしては例えばこれ。

 

「オフィス・マツナガ」
『脳科学者のわかりにくい用語。

「田舎根性」「洗練されていない」「愚鈍」「テクニカル」

やはり、この人はただの馬鹿だった。

(僕』

 

で、私としては、この茂木健一郎大センセイの発言を使って、冒頭の話を続けたいわけだ。すなわち、茂木大センセイの言うところの、「テクニカルに、実質に即して考える」という作業をすればするほど、結局、蓮舫のような国会議員が重国籍を持つことは、国籍法で禁止されていようがいまいが、極めて問題になるということだ。

 

茂木大センセイが言うように、「テクニカル(技術的)に、実質(国会議員に重国籍を認めると、実際にどのような問題が生じるか)に即して考えると、以下の可能性が、無視できないほどに、明確に存在する、ということになる。

step1 国会議員が重国籍を持っていると、
step2 日本の立法権者(立法する資格を持つ者)として、日本で法律を制定できる。
step3 その法律を制定する際に、日本の国益をあえて大きく毀損する(破壊する)法律にわざとしておき、
step4 のちに、そのことが明らかになる前に、その国会議員は、重国籍のもう片方の国に移動する。その国の国籍を持っているのだから、政治亡命などよりはるかに簡単に、速く、その国に入国できる。

以上である。この4つのステップを踏むことで、刑法81条の外患誘致罪に勝るとも劣らない、内側から日本のあらゆる意味での防衛力を、合法的に破壊できるのだ。

刑法第81条(外患誘致罪)
外国と通謀して日本国に対し武力を行使させた者は、死刑に処する。

このように、「必ず死刑に処する」という主旨が明記されている。これは、殺人罪の記述よりも明確に、より重い記述だ。

刑法第199条(殺人罪)
人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。

 

現役の弁護士であるならば、司法試験を通るために、この条文とその意味と意義を理解していない、ということは絶対にないだろう(それならそれで、逆に大いに問題にしなければならないが)。だとするならば、国籍法にその規程がないからと言って、刑法81条に明記されている外患誘致罪に準ずる行為が平気でできるのが、重国籍を持つ国会議員であるということも、現役の弁護士ならば容易に想像ができるはずだ。にもかかわらず、上に貼った現役の弁護士諸氏は、この可能性を全く想像しないどころか、野田隼人に至っては

>便乗批判の人達は絞り込めずにレイシスト宣言になってる人達が沢山いて、私は基本的にそこを問題にしています。

などと、このことを批判することを「レイシスト宣言」などと言いかえている始末。これでは、

「このバカは、なぜに司法試験を通ったの?司法試験実施者側のミスでは?それとも、昨年実際にあったように、出題者から問題の一部でも教えてもらったのか?」

と、必然的に推測せざるを得ない。

 

国会議員という立法権者が重国籍を持っていると、その外国と通謀して、いくらでも内側から、その立法行為によって日本の防衛力を落とせる。この可能性は、よく機関誌部落差別が騒ぐような

「道義的責任」

の問題ではなく、システム(現行法)上、当然予想できる

「危機管理」

の問題として、明確にその責任を追及しなければならない。

 

しかし、おそらく蓮舫は民進党の代表に選ばれるだろう。民進党代表選の選挙権を持つ者にとっては、こういうことはどうでもいいことであろうからだ。問題は、蓮舫が代表になってからの国会論戦の中で生じてくるだろう。

維新の会が、人気取りの意味も含めて、国会議員の重国籍を禁止する法律を制定しようという動きに入った。この審議過程で、蓮舫が代表となっている民進党がどういう発言をするか。そこを、われわれ有権者は、厳しく見極めなければならない。

 

茂木健一郎大センセイ、今日もバカでかいブーメランをどうもありがとう。センセイのおかげで、文章をわかりやすく書くことができた。今後もがんばって、ブーメラン投げにいそしんでいただきたい。期待している。

毎日新聞さんが、統計数字が全く読めていない記事を書いてご満悦

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言うまでもなく、新聞倫理綱領を守っているはずの毎日新聞さんであるが、

こんな「記事」を書いてご満悦の様子。例によって文脈が重要なので、大きく引用する。

 

http://mainichi.jp/articles/20160907/org/00m/040/003000c

Listening <記者の目>ヘイトスピーチ解消のために=林田七恵(東京社会部)

新法で負の連鎖断て

 在日外国人らの排除を扇動するヘイトスピーチの解消をうたった対策法が施行された直後の7月に実施された東京都知事選で、「犯罪朝鮮人をたたき出す」などと訴える「選挙運動」が繰り広げられた。その選挙戦を取材し、差別を許容する土壌がヘイトスピーチによって刺激され、差別感情が拡散、再生産される悪循環があるのではないかと感じた。悪循環を断ち切るために、人種差別自体を禁止する法律の制定を求めたい。

対策法施行後、一部では効果

 「私たちは法によって守られるべき存在だと示された。初めて尊厳が大切にされた」。6月5日、川崎市で予告された「日本浄化」デモが市民の抗議で中止に追い込まれると、同市の在日コリアン3世、崔江以子(チェカンイジャ)さん(43)は涙ながらに語った。川崎市では在日コリアンを標的とするデモが繰り返され「真綿で首を絞めてやる」と叫ぶ集団が押し寄せていた。崔さんは3月、参議院で意見陳述して被害を訴えた。こうした動きを受けて、国に差別的な言動の解消に取り組む責務を、自治体に努力義務を課したヘイトスピーチ対策法が6月3日に施行されたが、罰則や禁止規定がなく、一部で実効性が疑問視された。

 効果はあった。デモを主催する男性は新たに法施行2日後のデモを予告したが、市は在日コリアンが多く住む地域に近い公園の使用を許可せず、横浜地裁川崎支部も近くでのデモを禁止する仮処分決定を出した。男性は別の場所でデモをしようとしたが、抗議の市民が集まり、警察に「これが国民世論の力だ」と説得されて断念した。

 ヘイトスピーチを繰り返してきた「在日特権を許さない市民の会」元会長の桜井誠氏(44)が都知事選への立候補を表明したのは、そのわずか24日後だ。

 桜井氏は選挙運動の妨害が公職選挙法違反になることを念頭に「(選挙が終わるまでの)16日間は『無敵』」と宣言し、選挙戦で在日本大韓民国民団の中央本部前や在日コリアンが多い新宿区の新大久保などで怒声を上げた。

 選挙戦終盤、池袋駅前で桜井氏の街頭演説に聴き入る有権者に話を聞いた。近くに住むという女性は「この辺りは日本人より中国人や朝鮮人が多くて、住んでいるマンションでもごみの捨て方がひどい」と顔をしかめた。運送会社員の男性(21)は「外国人の犯罪が多くなった」と話した。

 桜井氏は21人の候補者中、5番目の11万を超える票を獲得した。投票した有権者の1・7%が支持したわけだ。

 在日外国人の増加が治安悪化につながるという主張には根拠がない。2015年の犯罪白書によると、全国の刑法犯の認知件数は02年をピークに減り続けている。起訴された外国人の数もピークの03年の3割強だ。金尚均(キムサンギュン)・龍谷大教授(刑法)は「客観的な治安状況や犯罪件数に関係なく『外国人は困った存在』と思っている人が、桜井氏に扇動され十把一からげで人間性を否定する考えを表に出せるようになる。法規制がなければこの動きは更に広まり、在日外国人を社会から排除することがまかり通る」と危惧する。

差別の再生産、公人発言が誘発

 振り返れば、00年に当時の石原慎太郎都知事が「不法入国した三国人が凶悪な犯罪を繰り返している」と発言し、差別的だと批判された例がある。「三国人」は戦時中日本国内にいた中国人などを指した言葉。石原氏は「不法入国した外国人という意味で使った」と釈明し、都には石原氏を支持する声も寄せられた。差別を許容する空気は日本社会に流れていた。約2年前に取材した自称「ネトウヨ(ネット右翼)の親玉みたい」な男性は、排外主義に傾倒したきっかけとして石原氏の発言を挙げ「当然信用した。社会の裏が分かった」と話していた。

 まさに差別の再生産だ。公人の発言は差別を再生産し、拡大させうる。対策法にヘイトスピーチの禁止規定を設けるのも一つの策だが、ヘイトスピーチは人種差別、民族差別の一端に過ぎない。差別表現だけでなく、人種や民族を理由にした差別行為を包括的に禁止する法律の制定が必要だと考える。

 例えば、国連人種差別撤廃委員会は日本に対し、外国人技能実習生の待遇や長期滞留者が公職に就く際の制限について是正を勧告しているが、こうした法律は是正に有効だろう。

 法があってこそ差別が許されないというコンセンサスも生まれうる。実効性を持たせるために差別行為を定義して禁じ、被害救済を明記する。差別根絶に向けた基本計画の策定を国に義務付け、教育や予算措置に道筋を付けるべきだ。国は「人権大国の構築」を掲げている。看板倒れに終わってはならない。

(引用ここまで)

 

この記事の中で、根拠としてきわめて重要な役割を果たしているのがこの段落。

 

>在日外国人の増加が治安悪化につながるという主張には根拠がない。2015年の犯罪白書によると、全国の刑法犯の認知件数は02年をピークに減り続けている。起訴された外国人の数もピークの03年の3割強だ。金尚均(キムサンギュン)・龍谷大教授(刑法)は「客観的な治安状況や犯罪件数に関係なく『外国人は困った存在』と思っている人が、桜井氏に扇動され十把一からげで人間性を否定する考えを表に出せるようになる。法規制がなければこの動きは更に広まり、在日外国人を社会から排除することがまかり通る」と危惧する。 

 

一見、もっともらしい「データ」を示しているように見えるが、そのデータのソースを調べてみると、この根拠がデータとして全く成立しないほど、実際のデータは別のことを語っていることがわかる。

そこで、当該ページに、facebookアカウントから、以下のように反論してさしあげた。このコメントがいつの日か消えていたら、それは

「ああ、毎日新聞さんにとって都合が悪いから消されたんだなあ」

と思ってあげてほしい(笑)

あら、さっそく一件目が消されているとは(笑)対応早いね、毎日新聞さんは。

 

(引用ここから。↓この1段落目が、すでに消された部分。バックアップしておいたファイルには残っているから、間違いない)

新聞倫理綱領を守っている建前のはずの毎日新聞さんの記者ともあろうお方が、新聞倫理綱領にある、(報道における)「正確と公正」を平気で破っている姿には、開いた口がふさがりません。


・まず、犯罪白書には、定着居住者を除く外国人を「来日外国人」と規定し、その統計だけを載せていますよね。

・次に、このリンク先2ページ目上部によると、来日外国人に絞っても、検挙件数は減少していても、検挙人員は横ばいですよね。
https://www.npa.go.jp/・・・/kokusa・・・/kokusai/H26_rainichi.pdf

・次に、このリンク先2ページ目のグラフによると、日本人も含めた犯罪検挙率は、平成に入ってから大きく低下していますよね。
https://www.npa.go.jp/hakusyo/h27/pdf/pdf/07_dai2syo.pdf

・ということは、認知されている犯罪件数は、日本人も外国人も合わせて増加中、となりますよね。ましてや、件数は減っていても人数は減っていない来日外国人なら、なおさらその人数は増加中となりますよね。

・さらに、来日外国人の犯罪件数で一番減っているのは不法滞在者で、定住者のそれは減っていませんね。このリンク先9ページ目上のグラフから。
https://www.npa.go.jp/・・・/kokusa・・・/kokusai/H26_rainichi.pdf

以上を論理的にまとめると、簡単に言えば、
「検挙人数は減っておらず、一方で検挙率は低下している。ゆえに、検挙されていないが認知されている犯罪件数は、日本人も外国人も、両方とも増えている」と推定するのが妥当なはずですが、こういう「論理」をきれいに飛ばして、

「在日外国人の増加が治安悪化につながるという主張には根拠がない」と平気で書けるのが、毎日新聞さんの記者の質ということでよろしいですね?

(引用ここまで)

 

<参考>新聞倫理綱領 「正確と公正」の部分

正確と公正

 新聞は歴史の記録者であり、記者の任務は真実の追究である。報道は正確かつ公正でなければならず、記者個人の立場や信条に左右されてはならない。論評は世におもねらず、所信を貫くべきである。

 

 

 

 

 

<<このブログのローカルルールでございます(07.3月改訂)>>

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ここすら読むことができずに、ローカルルール一つ守れない人ばかりがコメントするようになったので、コメントは承認制にしました。「自業自得」ってやつですね。(2017年2月)

 

(まずはここからお読み下さい。)(行間や色遣いがぐちゃぐちゃだったので、その点を中心に整理しました。09/12/14)

 

ブログ人口が増えたこともあり、実に様々な人がここを訪れて下さるようになりました。心より感謝申し上げますが、このブログは、アクセス数を増やすことを主目的とはしておりません(詳しくは後ほど)。特に、「ブロガーは、コメンテーターに無限の誠意を持って接するべきだ」という勝手な価値観をお持ちなのでしょうか、以下のことを理解・納得せずにコメントを書き込む人が定期的に出てくる状況なので、ここに、「このブログのローカルルール」を明記しておきたいと思います。特に、

・ここが、 ヤフーや2chなどの掲示板と同じような場所だと思っている(つまり、書き殴りOKだと思っている)方、

・ここのブログタイトルに甘い幻想を抱き、「ボクも日々考えているから、 こういうコメントを書けば喜ばれるだろう」と勘違いなさっている方は要注意です。

←定期的に、 「猛烈な勘違い系のヒト」が現れ、暴れていきますねぇ。まあこのブログにとって、定期的なイベントみたいなものだと思っていますが。しかも、ここを読んだ上で暴れたりするから始末が悪いです。読者のメディアリテラシーが低ければ、こういう但し書きも何の意味もなさないという良い実例ですが、それ(メディアリテラシー向上)はこのブログで私自身もブロガーの一人として努力を続けることにし、ここでは「こういう姿勢で行くぞ」という態度表明だけは明確にしておきたいと思います。

ここはブログです。個人のweb日記です。管理者は私「白河夜船」です。私自身の個人的な意見を中心に書いています。思考を活性化しようという狙いでやっていますが、読む人全員に理解・納得・共感してもらおうとは思っていません。私自身の思考力・表現力だけでなく、読む人の理解力や感情にも限界がありますから、そんなことはそもそも不可能です。ボランティアベースでやっていますので、「オレ基準」な人は徹底的に排除します。 こういうルールを作る私の方がわがままだと思うのなら、読まなければ済む話です。それがブログです。

コメントやトラックバックの削除は、管理人である私が自己判断において行います。 それが納得できないのならコメントやトラックバックはしないで下さい。

 

★(ローカルルール1) コメントに自分の意見を書きたい方(特に、反論を書きたい方)は、 

1.自分の主張が、根拠のあるものか。 2.その根拠が、他人に理解可能なものか。 この2つを満たしているか、投稿前に必ずご確認下さい。

・特に、「この文章は、オレが理解できないのだから、『できるだけごまかさないで考えていない』じゃないか!」 というのが、ここでさんざん暴れた後で、逃げ口上として出てくる定番の「イタい」コメントです。残念でした。 あなたが理解できるかどうかが、私が「できるだけごまかさないで考えている」 かどうかの基準ではありません。このブログは、「あなた」だけを対象とした文章ではありませんから。 コメントを、「オレ基準」で考えないように、くれぐれもお願いしておきます。ブログは、「ブログ筆者基準」で考え、書いているという当たり前の事実を受け入れられないのなら、 他人のブログを読み、コメントを書くほどの精神年齢に達しておりません。 我ながら挑発的な書き方をしているなあと思いますが、これが他人のブログを読むときの大前提だと私は考えています。ただ、 このレベルの、最低限の大前提でさえ、「ネット」の世界では少しずつ麻痺して、忘れ去られて行くようです。例えば、「ネットでは、リアル世界より簡単に分かり合える」などと思っているおめでたい人には、 このブログは全く向いていません。読まない方がいいです。いや、本当に。

 

★(ローカルルール2) ご自分のハンドルネームを決めて投稿して下さい。匿名の別人が同時に投稿すると混乱しますので。 「通りすがり」「名無し」「ななし」などのハンドルネームも、複数の人が同時に使う恐れがあるのでやめて下さい。

・こちらは、納得できない方はいらっしゃらないとは思いますが…。

 

この2つのいずれかが不十分な投稿は、荒れる原因となりますので、基本的には即時削除します。削除したこともアナウンスしませんのでご注意下さい。「晒す」ために残すこともありますが、その場合はその旨を書いておきます。

逆に、上記の条件を満たしてさえいるとお思いになる文章であれば、異論でも反論でもどうぞ遠慮なく書き込んで下さい。ただ、削除基準などは、上記の通り、私です。ここは裁判所でも国会でも朝生でもあなたの家庭でもありません。後で裏切られたと思うくらいなら、読まない方がいいですし、コメントも書かない方がいいです。あなたが「自由」に思いの丈をぶちまけたいのなら、あなたがブログやHPを作ってそこでやればすむことなのですから、ここであなたが受け入れられないことを嘆く理由はどこにもありませんよ。

誹謗・中傷もネットでは問題になります。ここでも問題にしますが、何が誹謗・中傷かは、主に「根拠」を見て判断します。妥当な根拠で他者(私も含めて)非難することは、「非難」であって、「誹謗・中傷」とは考えておりません。ただ、 誹謗中傷と私が判断しても、コメントの部分的な削除はできませんので、 コメント全体が消されると思っておいて下さい。

ちなみに、コメント欄の下の「gooの規約」も一通り目を通しておいて下さい。コメントを削除されて逆ギレする方の中には、この「規約」を読んでいない方もいるようです。ちなみに、「ほら穴」というカテゴリーでは、議論や主張ではなく、「雑感」めいたものを入れていますので、悪意のあるものでない限り、気楽にコメントを書いて下さってけっこうです。

 

あぁ、言うほどのこともない気もしますが、私自身も気をつけていることとして、「おまけルール」をつけることにします。

★(おまけルール) できるだけ「日本語の表記上のルール」を意識して書いて下さい。

例えば、「~とゆう意見」などという書き方は、現在の望ましい日本語としては間違いです。「~と言う意見」という表記も間違いです。意見が何かを言うわけではありませんから。「~という意見」の「~という」の部分は、いわゆる「同格」と呼ばれる働きをもつ表現で、そういう意図で書く場合は、ひらがなで表記するわけです。こういう、「表記」を意識した書き方が、自分の考えや感情を少しでも明確にするものだと私は考えています。ですから、私の文章でも、表記面でおかしい所があったら、どうぞツッコミを入れて下さい。←私としても、そういう部分はできるだけ早く直したいので(笑)。私も日々勉強です。

 

以上、大変長くなりましたが、過去において何度も、荒らしの自覚のない人がさんざん暴れて、無責任に消えていきましたので、ご協力をよろしくお願いします。 ここが、どういうコメントでも暖かく迎え入れてくれる「あなたに優しいブログ」とは全然違うということがご理解頂けたでしょうか。こういうルールに納得がいかなかったり、むかつく人は、このブログを読んでも利益より害の方が多いと思われますので、読まずに退出して下さい。他にブログは掃いて捨てるほどありますので、このローカルルールにむかついたりした方は、どうぞご遠慮なく、居心地がよいブログにお移り下さい。

…結局、書いている人、読んでいる人の両者が、「書かれていることをできるだけ正確に理解する/考えていることをできるだけ正確に表現する」ことに、どれだけ誠実でいられるか、というところがポイントかと思います。 では、納得できた方だけ、ごゆっくりお読み下さい。m(_ _)m

 

追記:TBスパムが増えたので、TB(トラックバック)は保留制にしました。私がチェックした後の公開となります。いきなり「おっぱいページ」に飛ぶなど、元記事とテーマが合っていないものや、単なるアクセス数アップだけを狙っているようなものだけ消去しますが、テーマが合っているものは、反論系のページでも、しっかりTBを公開していきますので、ご安心下さい。何しろ私自身も、

ちゃっかり次の日にはリンクを消すヘタレブログ(07.02.17)

こういう記事を書いておりますので。

佐川氏証人喚問での、野党の「救いようのない知能の低さ」を嘆く

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ツイッターばかりやっていて、ブログ更新がかなり久しぶりになってしまったが、昨日の佐川氏への証人喚問での野党(民進党、立憲民主党、希望の党、共産党、維新の党、社民党、自由党)の質問レベルがあまりにも低すぎるので、ブログに書いておく。ツイッターで、自己レスの形で5個も10個も長々と演説する趣味は、私にはない。

ブログで長々と演説する趣味は、私にはある。

 

午前中に、佐川氏があまりにもハッキリと

「総理の指示はなかった」

「安倍昭恵氏の指示もなかった」

「財務相の指示もなかった」

「総理秘書官の指示もなかった」

「財務相の秘書の指示もなかった」

「財務省内の他の部局と相談したこともなかった」

「財務省事務次官や官房長などからの指示もなかった」

と、立て続けに証言したものだから、午後の衆議院では、上記野党を代表する質問者が必死に、

 

「佐川さん、あなたは事情の全てを知っているわけではないはずだ。

なのに、『政治家の指示がなかった』と断言できるのはおかしい。

それはすなわち、あなたが積極的にこの事案に関与していた証拠だ!

あなた、本当はムリして官邸をかばってるだけなんでしょ?」

 

と、名探偵or名刑事よろしく、佐川氏を理づめで追い込んだ雰囲気作りにだけいそしんでいた。

 

・・・あのさ、そういう前提(=佐川氏はこの事情の全てを知っているわけではない)を、君たち野党があらかじめ置いていたのなら、

 

なぜに、全ての事情を知っているわけではないと自分たちが思っている、佐川氏を証人喚問に呼んだの???

 

君たちの知能指数は60以下なのか???

 

言い方を変えれば、こういう発言が平気でできる野党の諸氏は、

「証人喚問では、きっと佐川氏は、全ての事情を知っているわけではないから『答えられない』を

連発するはずだ!」

と思っていて、佐川氏をわざと証人喚問したということが、バレバレなんだが。。。

 

(野党の描いていた、脳天気かつきわめて幼稚な絵図)

・佐川氏は、全ての事情を知っているわけではないから、証人喚問において、

「政治家の関与があったかどうかはわかりません or 答えられません」

を連発するはずだ。

・それを根拠に、

「疑惑はますます深まった!安倍昭恵氏や今井秘書官も証人喚問すべきだ!!」

と暴れるつもりだったということが、

 

バレてるんだが。こんな一般人レベルにさえ。

 

そのような、脳天気かつ極めて幼児的な絵図を無根拠に思い描ける、低知能のクズの集団が、上記野党ということだ。

 

言いかえれば、佐川氏の証人喚問で、上記野党は維新の党も含め、「真相究明」などするつもりがさらさらなかったということだ。

 

ではここで、証人喚問の意義を上から目線で高尚に語ってらっしゃるつもりの、機関誌部落差別こと朝日新聞の週刊朝日の元編集長、山口一臣氏のツイートを紹介しよう。 

 

 山口さん、あなたが掲げ続けたそんな高尚なタテマエは、昨日の証人喚問で、野党が自ら破壊してしまいました。だって、真相究明などするつもりがないと、自分たちで認めたのだから。

そんな山口さんに、

 

「山口さん、勘違いしないように。」

 

という言葉を、のしをつけて贈ってあげておいた。

相変わらず、都合の悪いことは完全無視の「ジャーナリスト(笑)」である。 

 

 

ブログを書かずにはいられないのは、我々野党が絵図として描いている、こんなにハイレベル(笑)な戦略(再笑)は絶対に一般国民にはバレない、と平気で思える低知能のクズしか、野党各党代表として、質問者になれていないという現実に戦慄を禁じ得ないからだ。 

 

税金泥棒。その言葉しか出てこない。

 


「立憲民主党は、立憲主義を守る気などさらさらない」と自ら告白してしまった

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ううむ。。。立憲民主党と名乗る政党は、一般人をトコトンバカにしなければ気がすまないらしい。

 

逢坂とは、北海道8区選出の衆議院議員「逢坂誠二」のこと。この、メガネをかけた白髪のオッサンのことだ。

 

 

「消費税でも北朝鮮でもない ただ一つ 安倍政権を倒す」

 

で、すでにギャグとしか思えない存在なのだが、実際に北海道8区の有権者が選出しているのだからしかたがない。北海道8区の選挙民はアホだとしか思わないが。

 

この逢坂誠二が、

「これまで政府は全く説明をしていない。だから証拠が出てきようがない。これは大問題で、なぜなら民主主義は情報がなければ機能しないからです。」

と、「立憲LIVE」なる番組で発言し、それを立憲民主党の公式アカウントが宣伝として意図的に使用しているわけだ。

 

1.立憲民主党は、その党名から、「立憲主義」なるものをその党是としているはずなのだが、これは間違ってないよね?

2.立憲主義を掲げる人間や政党は、立憲主義という概念を、少なくとも法学的には理解していなければならない。これも間違ってないよね?

3.立憲主義という概念の意味は、「国家という存在は、憲法で拘束をかけなければ、どこまでも増長し、その結果個人の人権を抑圧するものだ。だから、国家という存在は憲法で拘束をかける必要がある。」で間違ってないよね?

参考(現役弁護士のHP):http://www.ayame-law.jp/article/14288064.html

4.その「人権抑圧」の中には、国家が個人に対し、「証拠がないならお前は有罪だ」というロジックで個人の人権を侵害する、「推定有罪」の法理が存在する。これも間違ってないよね?

5.だから、「推定無罪(=ある個人が有罪だと証明するためには、そう思う側が、その個人が有罪だという証拠を提示する必要があるから、その条件を満たさない限り、その個人は無罪だと推定すること)」という法理は、「立憲主義」の概念の中に入っている。これも、間違ってないよね?

6.ところが、この逢坂誠二と、それを立憲民主党公式アカウントとしてツイートしてる連中は、

「これまで政府は全く説明をしていない。だから証拠が出てきようがない。これは大問題で、なぜなら民主主義は情報がなければ機能しないからです。」

と言っている。これは、「疑われている側が、自分たちが無罪であるという説明を十分にしない限り、疑われている側は有罪なのだ」という、「推定有罪」の法理を適用しているということだ。

これも、間違ってないよね???

なぜなら、「疑われている側が証拠を出さないから、証拠は出てきようがない」と言っているのだから。逢坂誠二が。

7.「推定有罪」を当然の前提として法的な発言を平気でしている連中は、「推定無罪」が当然の前提である「立憲主義」を守る気はさらさらない。これも、間違ってないよね????

 

結論:立憲民主党と名乗る政党は、立憲主義を守る気など、さらさらない。

(証明終わり)

 

「民主主義は情報がなければ機能しない」などという美辞麗句で、実のところ言っているのは、

「推定有罪」

だけである。

 

昨日の記事でも書いたが、この程度の言葉づかいで、一般人を釣れると思っている知能の低さが、腹立たしくてしょうがない。

 

だから、さっきから福山哲郎(これも立憲民主党議員。一応幹事長)よろしく、こうやって聞いているのだが、数時間経っても、2回聞いても、ガン無視を決め込んだままである。

 

 

 

 

なぜ、無視を決め込んだままでいられるのだろう。自分たちの存在意義に関わる質問だと思うのだが。 

 

そんな質問にも答えられないゴミカスの群れが、佐川氏に対し

「真実を包み隠さず言え」だの、

「答弁から逃げてると、刑事告訴されますよ」だの、

 

どのクチが言えるのか、さっぱりわからない。

  

唯一、論理的に納得ができる発想はこれだ。

「立憲民主党と名乗る集団は、表向きは『立憲主義』を掲げてはいるが、その実は、自分たちが権力者になると、ケロっとした顔で『推定有罪』を相手に押しつけることができる、ファシスト集団である。」

 

違うなら、明確に根拠つきで反論してほしいんだが。立憲民主党公式の見解として。 

 

 

一ついい言葉を教えてあげよう。

「自分たちが無根拠に『正義』の側に立ってると思い込んだ瞬間、人間は他者をどこまでも虐待できる。」

 

佐川氏証人喚問をめぐる野党と公明党は、まさにこの典型である。 

 

 

こんなのを議員として国会に送り込んだ有権者は、死ぬほどバカである。学習しろ。

「議会制民主主義は期間を区切った独裁」

と明言したのは、民主党、菅直人だろ?

 

 

 

アクティブラーニング世代の動き方がひどすぎる件について

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昨今、いわゆる「アクティブラーニング世代」の子どもたちの言動がおかしい率が有意に高いので、それについて書く。
何がおかしいかって、どの科目でも、「これこれこういう理由で、こう考え、答を導くのが最短距離だ」と各教師が一生懸命教えているにもかかわらず、
「私はこう考えたので、私の意見を聞いてください」…①
だの、
「私の考えでこの答案を作ったんですけど、計算が難しくてこの先が進められないので、先生が代わりに式を整理して答を出してください」…②
的な言動が、笑えるほど多い点である。
①については、生徒がわざわざ、自分で誤答だとわかっていて、それでも誤答を作ってきて、なぜこれが誤答なのかを教師の前で延々と演説したがる生徒である。
…あのさ、自分でわざと誤答を作るって、そんなもん、無限通りの作業が可能だろうがよ。そんな作業は、少なくとも有限の時間で答案を作らなければならないという、各種試験(すなわち、高校入試や大学入試に限らない、全ての試験である)の大前提を置いてものを考える限り、「ムダ」以外の何物でもない、という「視角」ないし「発想」が、驚くほど欠けている。
そんな「視角」「発想」なんかより、
「私がこう思ったのだから、教師はその『私の思い』を聞く『義務』があるはずだ!」
という、100%の自己肯定感に満ちており、にもかかわらず全く偏差値が上がらないのが、昨今とみに増えた、「アクティブラーニング世代」の典型的な動き方である。
②については、「そうやって、君らが『正攻法』と思う方法で立式すると、xの8次式になって、その数式を整理したり解くことそのものが不可能になるから、これこれこの前提条件を満たしている問題のときは、こういう解き方が、そういうハマり方をしないという理由で有効である。だから、この解き方でまずは解け」と、教師がさんざん指導しても、こういう「自称質問」が湧いてくるありさまである。

日本の、頭の悪い文科省が、慶応の安西あたりにそそのかされて「アクティブラーニング」とやらを導入した建前は、議論を大切にすることで思考力を上げてきた、いわゆるスウェーデン式教育を見習うためであろう。違うのか?
だとすれば、スウェーデン教育の「キモ」を、全く理解していない点が、文科省が「頭の悪い文科省」であると指摘せざるを得ない理由そのものである。
すなわち、スウェーデン式教育の「キモ」とは、
★世界との競争で負けたら、君たちはただのたれ死ぬだけだ。君たちはのたれ死にしたくないだろ?だったら、「『意味のありそうな問題、ツッコミどころ』を探し、そこについて『よりよい解』を『正しい考え方』で追求すること」が、君たちがこのグローバル社会を生き抜く必要条件だろ?と、まずは徹底的に弱肉強食の価値観をすり込むこと
である。
だからこそ、論理的思考法としての命題論理や、自分が得ようとしている情報には偏りができるだけ少ない方がいい、という問題意識に基づく「メディアリテラシー」が、結局は近道なのだよ、という「現実」に、生徒たちが気づくから、その後の学年においても、そういう価値観に基づいた上で議論をしようとする。だから、その子どもたちは、今まで接したことがない問題に対しても、できるだけ正しいアプローチでその問題を解決しようとする「習慣」が身につくのだ。それが、いわゆる各種試験における「思考力の高さパラメーターの上昇」として表れている。
その因果関係を見抜けないのか、高をくくって「そこまではしなくていいかも」と頭の悪い文科省が思っているのか、はたまた、「文科省は理想としてそこまでは現場に指示を出しました。実現できないのは現場の責任です」という無責任論理に逃げる気マンマンなのかはわからないが、いずれにせよ、こんないちシロウトに、ここまで足下を見透かされている時点で、国家公務員試験って何なの?とトコトンバカにされても仕方ないレベルに堕している。文科省の知的レベルは。
現場に対する管理部門である文科省が、この前提は絶対に現場にも達成してもらう、という決心と行動なしに、「教育委員会に訴えてやる!」というクレームを何より恐れる現場の学校および学校教員たちが、進んでそんなイバラの道を進むわけなかろう。だから、こういう現実を達成できていない責任のほとんどは、管理部門の文科省にあると言わざるを得ないわけだ。
この、文科省も無責任に「アクティブラーニング」を推進し、現場である学校も無責任に
「とりあえず3,4人で話し合いをさせ、『ぼくはこう思う』という言明それ自体を、それがどれだけの質なのかを精査せずに、クレームを恐れてトコトン賞賛する」
という、文科省と学校現場の相互忖度の結果が、いま塾予備校業界で噴出しているように見える、
「私の意見を聞いてください!私の意見って、無制限に尊重されるべきものでしょ?それが『アクティブラーニング』でしょ?」
的に、巨視的に見ると何の意味もない問題を勝手に設定し、そこについてマニアックなほどに自分の「意見」を語りたがる。それどころか、「続きは先生がやって」と丸投げする。
生徒が設定した問題そのものの「質」を、生徒が最終的には自分で判断し、取捨選択できなければ、スウェーデン式教育になど勝てるわけなかろう。それどころか、あの悪評高いゆとり教育以上に、子どもたちが生きる力を文科省と学校現場が率先して奪い去っている。
実に皮肉すぎる結果が、あれほど学校教員どもが
「塾はテクニックを教えるだけで、『学問の本質』など教えていない!」
という言説が、ただ「塾外しをすると、自分たちの小さい自尊心を満足させられるから」という、実に安い、レベルの低い発想に基づくものに過ぎない点だ。一方で塾・予備校は、限られた教育時間で、そもそも有限の時間で最大の成果を出さなければ商売あがったりである「入試」に対し、とことん論理的に、それが意味がない作業である場合も、なぜそれが意味がないのか、徹底的に言語化することで生徒にわからせることで、結果的に、塾・予備校こそが、「学問の本質」に最も近い教育を行うことができている(というか、そうせざるを得ない)点である。
大学に入ってからの「学問」においても、先輩や仲間(peers)に、その問題意識または成果の重要性が理解されない論点は、そもそも「研究する価値がない」「論文にする価値がない」という理由で、残酷に却下(reject)される点は変わらない。そういう現実に照らせば、大学に入っての「学問」とやらの「本質」も、
★人生は限られた時間しかないのだから、できるだけ「研究する価値がある論点」を研究しなければならない
という価値観に裏打ちされたものであって、時間が有限であるという点において、各種試験を「解く」ことと、表面上においても、その「本質」とやらにおいても、何も変わらないものである。
おそらく、学校教員のほとんどは、大学学部時代や修士時代に、そういうシビアな世界で本気で研究する、という経験を積むチャンスがなかったのかね?いやあ、違うでしょ。学校教員を目指しているクセに、必要最小限の努力で最大の単位を取ろうとしてきたという、自分たちが現場に出たときには一番こき下ろす姿勢で、大学および大学院時代を過ごしてきたせいでしょ。
つまり、学校教員の現在の体たらくは、かなりの割合で、己らが大学時代に手を抜いてきた必然的な結果であるということだ。

さて。2020年1月からのいわゆる新テストの試行テストでも、国語や数学においては、実にどうでもいい回り道をしている生徒役の発言が文章化されており、その仮想人間の考え方が理解できないと当たらない問題が出題されている。
そういう、実にどうでもいい回り道をしている仮想人間の考え方が理解できる能力って、「学問の本質」に近づくために、何の役に立つのかね?
さらに言えば、今までさんざん強調されてきた、「未知の問題に対処する能力の向上」に、どんだけ役立つのかね??

本気で誰かに教えていただきたいのだが、理学も含め、「効率」を完全に無視して、「存在する多様性そのものが貴重なのだ」という発想を根本として設定している「学問」なんてあるのか??
文化人類学でさえ、文化相対主義の自己矛盾を謙虚に受け入れ、文化の多様性をどのように研究することが「より効率的か」という問題意識を前提にした上で、研究論文が評価されているんだが。
文化人類学は多様性そのものを珍重しているから、文化人類学学会では、毎行ごとに脱線してそれを「多様性」とアピールする、そういうゴミみたいな書類の山を「研究論文」として評価しているのか???
答は「断じてNO」である。

アクティブラーニングを珍重する教育のおかしさについては、今後も書く予定だ。
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